9.紫 ページ9
そして俺らはまだカーテンの捲られていない
フラワーアートを見つけた。
深澤「捲るよ」
目黒「また…」
岩本「男性…」
俺はカーテンを捲ると
また赤い薔薇に囲われている男性…
それからフラワーアートを捲り
5人の被害者がいた。
救急車を呼び運ばれる5人の被害者。
俺らは事務所に戻り考え込んでいると
電話が鳴った。
ラウ「はいっ、そうですか。はい。」
深澤「どうだった？」
ラウ「5人の被害者、命に別条はないって」
良かった…
そういえばと言いラウールがスマホの画面を俺らに
見せてきた。
ラウ「これ、@ntsbs_12から来てた。でもごめん、なんの事かわからなかくて、相談するべきだった…」
ntsbs_12明日、とあるイベントを行いますので来てくださいね。楽しいと思います。
このイベントは、フラワーアートのことか。
宮舘「被害者と話せないかな…」
ラウ「多分今は無理だと思うよ。あ、被害者の名前は聞いた。」
ラウールは紙に被害者の名前を書いた。
佐久間大介
阿部亮平
○○○○
△△△△
□□□□
の5人
それから数時間後連絡があり
佐久間さんは直接話してくれるそうで
阿部さんは電話
ほか3名は今は話せないため文章で送ると言われた。
阿部さん、○○さん、△△さん、□□さんは
もう外に出ることが怖いそう。
そりゃそうだよな。
数日後佐久間さんは俺らの事務所に来た。
佐久間「失礼します」
深澤「あの、襲われた時の状況教えて貰えますか？」
佐久間「顔は見てません。いきなり背後からって感じで。夜、買い物の帰りでした。襲われたのは。
いきなり強い衝撃が来て気づいたらもうその時は病院でした。」
目黒「嘘はついてないようですね」
佐久間「あ、でもフラワーアートとは書いてなかったですけど、あるイベントにお金を払うから参加して欲しいみたいなのを見つけて応募しました。」
深澤「その、応募するサイト見せてもらってもいいですか？」
佐久間「いいですよ」
とスマホを操作していた佐久間さんは
しばらくすると困った顔をした。
深澤「どうしました？」
佐久間「サイト削除されてます」
と言いながら画面をこちらに向けて
よく見てみると画面には
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あいつは、何をしたいんだ
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作者名：喜梨果 | 作成日時：2021年4月18日 7時
