今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:25,996 hit
小｜中｜大
15.緑 ページ15
次の日昼から仕事があった。
テレビ局ですれ違うメンバーとは
気まずくて目も合わせられない。
もちろん、挨拶なんてしない。
階段の端に落ちていた落し物だって
メンバーだっていうことくらい
わかるけど
俺には「落ちてるよ」って話せる
勇気もなく誰かに見つけてもらえる
ところに置いておくくらい。
クイズ番組に出演したが
いつもよりも成績は悪く
『大丈夫？何かあった？』
と心配されたが
首を縦に振れば面倒くさいことになるし
信じてないわけじゃないけど
週刊誌に俺のことが載ってしまう場合
だってある。
俺は佐久間を今帰ってきても
受け入れる自信はない。
だって、俺が助けられなかったから。
だけど、神社ではしっかり
「佐久間が帰ってきますように」
とお願いをした。
カラン
ガランガラン
その後誰かに話しかけられた。
その人は不思議なオーラを纏っていた。
普通の人には見えないような…
でも、佐久間は帰ってこない。
確か夢でも似たようなことが起きたが
絶対…佐久間はここにいない。
いればいいのにな。
あれから�眞呂伐薪戮蘯型Г涼咾鯆瓦戮燭�手がかりは掴めなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：喜梨果 | 作成日時：2021年3月22日 8時
