39.黒 ページ39
警察「今まで犯した罪全部話しなさい。」
その前に、警察はなんで…
警察「警察は元々君達の家の近くを見張っていた。そしたら、誘拐する君を発見したから尾行させてもらったよ。」
目黒「話しますよ…俺の罪。ちなみに通り魔も俺です。」
康二にドライブに誘ったのもわざとだった。
車で迎えに来てって言われればそのまま殺していたが…
バスで帰ってくるって言われたからバス停の近くで康二が降りるのを待っていた。
そして俺の存在など知らず降りてきて人気のないとこへ連れてきた。
そして康二にナイフを向ける。
向井「なんで！！」
目黒「ふっ」
向井「そんなのやって何が楽しいんだよ！」
目黒「…」
向井「そんなの、被ってないで顔を見せろよ！」
俺は顔バレしないために深く帽子を被っていた。
…もう、バレる前に刺そうと思い
グサッ
刺した
向井「くそ、電話しなきゃ…めめっ」
苦しみながらそんなことを言う。
電話すんなよ…今この場で電話されたら俺のスマホが鳴るだろ…
俺は電話を蹴った。
向井「お前…もしかして…この背、この匂い…」
それからゆっくりと……
もしかして、気づいたのかな。
康二。
でも、今更遅いんじゃない？
次に殺したのは岩本くん。
ラウールと岩本くんが車を降りて写真を撮っていた。
実はこの時ラウールのことを殺そうと考えていた。
けど、庇った…岩本くんが
だからターゲットを変えることにした。
そして俺はそのまま山の下へ岩本くんを突き落としたが途中で引っかかったのか…
まだ岩本くんの意識はあり失敗になってしまう。だから、そこまで行きナイフでトドメを刺した。
ラウールには見られてしまったけど顔はバレてない。
俺が岩本くんを刺した時ラウールはそれを見て助けを求めに行ったんだろう…
岩本くんはラウールがその場から去った後…
岩本「目黒…そんなやつだったんだな」
って言われた。
目黒「バレちゃったか」
と言うと
苦しそうに
岩本「何年暮らしてると…俺にはわかる。」
そしてゆっくりと…
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作者名：喜梨果 | 作成日時：2021年2月18日 23時
