31.紫 ページ31
じゃあ、おやすみってみんなに言ったあと部屋に戻った。
ベッドの上でゲームをしていると数分後
隣の部屋からドンドンって音が聞こえた。
隣の部屋は佐久間。
さすがに夜に暴れるのは良くない。
眠かったのに…って思いながら隣の佐久間の部屋のドアを勢いよく開けると…
佐久間は吊られた状態だった。
深澤「佐久間！佐久間！」
俺が来た時にはもう遅かった。
もう冷えてしまって…
部屋を見渡すと佐久間の部屋の窓が開いていた。
犯人はあそこから侵入してきたんだろう。
俺は他3人を呼びに行った。
阿部「えっ……佐久間！」
深澤「もう、遅かった。」
ラウ「なんで…」
目黒「覚悟はしてたけれど…佐久間くん…」
深澤「隣の佐久間の部屋からドンドンって聞こえてうるさいから注意しに行ったらもうこの状態だった。ごめん…」
阿部「ふっかは悪くないよ」
深澤「でも、俺がもうちょっと早く駆けつけてれば…」
悔しかった。
最年長のくせに。
これで俺のところから5人がいなくなってしまった。
しっかりしてないな、俺…
向こうで5人にも怒られてるんだろうな。
阿部「ふっか…ほんとに…自分責めないで。」
深澤「でも」
目黒「とりあえず今は自分の身を守ることを優先しましょう。」
ラウ「そうだね」
この日の夜から4人で一緒に寝ることが決まった。
ラウ「この4人で一緒に寝るのかぁ」
阿部「ま、自分の身を守らないと…」
深澤「早くこんな事件解決しようなっ…」
目黒「はい…」
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作者名：喜梨果 | 作成日時：2021年2月18日 23時
