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向井「いなくなったみたいだね。」
ラウ「あの、今日屋上でご飯食べてたらいつもは誰もいないのに知らない人が来たんです。同じ学年ってことはわかってます。」
向井「ひとり？」
ラウ「ひとりです。で、多分今日俺は屋上にキーホルダー落としたんですけど、多分その人届けてくれたみたいで…」
向井「お友達ゲットのチャンスじゃない？」
ラウ「でも」
友達ゲットのチャンスかもしれない。
けど、あの女達の仕組んだ罠だったら俺は…
向井「まぁ、様子見るとこから始めるといいよ。俺はいつでもカフェで待ってるから。」
ラウ「はい…」
向井「は、はい。落ち込んだ時、これ食べるとハッピーになるから。ご馳走。」
ラウ「え、ありがとうございます。」
向井店長からいちごパフェをご馳走になった。
なんだか不思議。食べると元気が出るな…
俺はカフェを出てコンビニで買い物をしようと思い入ると雑誌を立ち読みしてる人がいた。
あの男は…
？「ラウール。最近部活来ないけど…サボりはよくない…」
目黒先輩。
今なんて部活にも行きたくない。
ラウ「すみません。」
そう言い立ち去った。
目黒「おい、ラウール！」
俺は勢いよく走った。自分の家まで。
近所のスーパーを通り越し、駄菓子屋さんも通り越し、公園も…
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作者名：喜梨果 | 作成日時：2021年1月2日 10時
