ガラスの支え (ページ24)

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恩返しっていいんだよ。
俺はそういうの求めてない。

俺だって小さい頃、「お前はいらない」とか言われてた時があった。

そんな時助けてくれた人がいる。

？「ねぇ、大丈夫？」

阿部「えっ」

？「よく言うよね、大丈夫って聞かれる方が余計辛いって。だけど、俺は大丈夫？って聞くよ。伝えたいことはそのまま言うのが1番なんだ。」

阿部「実は…悪口言われてて…もう学校行きたくないんです。他の人からすれば、そんなことで？って思うかもですけど」

？「ううん、それは誰でもそう思うよ。辛い時、俺のとこ来て。これ、俺の…」

その人から渡されたのはメモ用紙

それから悩み事があるとそこへ行った。

それはカフェ。

阿部「向井さん」

向井「あー！きたきた！いらっしゃい。こっちこっち」

それから向井さんに聞いてもらい楽になった。

そして、俺は勉強という趣味が出来て周りによくそんなに勉強できるねって言われるくらいになった。

それからラウールくんを見てから向井さんのとこに行った。

阿部「すみませーん」

向井「あべちゃん」

阿部「実は、元気のない子を見て」

向井「あ、多分だけどラウールくん？」

阿部「なんで？」

向井「彼はよくここ来るよ。相談事」

阿部「やっぱ、向井さんは凄いんだなぁ」

向井「あべちゃんも、そうなるんだよ？俺みたいに。するとね、いいこと返ってくると思うんだ」

阿部「でも、俺どうすれば…」

向井「俺に詳細説明して」

そして説明したあと

向井「あべちゃんは、ラウールくんの手助けをすればまた、過去のことが起こるのが嫌って訳だよね。メモ用紙で、なんかの形で渡してみ？渡し方は、俺みたいになるためにも考えてやってみ？成長できるよ。」

そして俺は放課後どうしようか考えてると、近くの教室からラウールくんの声と先生の声がした。

どうやら、居残りだと…

そしてラウールくんは居残りが終わり教室を出て帰るらしい。

けど、ラウールくんのことをいじめるヤツらの声が聞こえた途端ラウールくんはすぐに近くの教室に隠れた。

男達が悪口を言っている。

やっぱりだ、このメモ用紙に書いたことはあっている。

通り過ぎた後教室の扉のとこにバレずに置いてその場を去った。