ガラスの支え (ページ1)

今日:16 hit、昨日:8 hit、合計:27,555 hit

1 白ページ1

今、高校生。

俺以外の周りの高校生はキラッキラした生活を送ってるんだろうな。

俺は、全然キラキラしない生活。

勉強も理由の一つだけど…人間関係。

今日も電車で高校へ向かう。

校門の近くに行けば先生が立って挨拶をしている。
俺はそこを無言でいつも通る。

先生「おい、ラウールくん。おはよう。」

ちらっと先生の方を見てまた無言で去った。

そして今日から新学期ってことでクラス替えがある。
壁に貼ってあるクラスの名簿を見てその教室に行く。

周りの男子や女子がわーわー騒いでいる。俺は騒がない。

だって、お友達いないもんね。

女「わー！☆☆とクラス一緒だ！やったー！」

女2「ほんとだ！〇〇とじゃん！席隣だといいね！」

男「お前っ、よかったな。彼女と一緒のクラス。」

男2「やめろよ…」

彼女なんていない。
小さい頃片思いしたことはあったけど、それはすぐ、消された。

俺はクラスを確認し教室へ入った。

黒板に席順が貼ってあって見ると1番後ろの端っこ。
真ん中じゃないだけよかった。

ここなら外をずっと眺められる。

俺が外を眺めていると肩をトントンってされた。