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24頁 桃 ページ24
佐久間「あべちゃん…」
あぁ、こういう時に足が早ければ。
深澤「なんか、嫌な予感するんだよ。」
佐久間「もう、とっくに嫌なことは起こってるじゃんよ。」
深澤「違うよ、佐久間。思い出せ、あの本を！」
佐久間「え、まさか…」
俺らは今までにないくらいの走りをした。
あべちゃんの家に着いてインターホンを推す。
母親「はーい。」
佐久間「あべちゃんいます？」
母親「あー、亮平？今帰ってきてね、部屋にいるよ！」
佐久間「会いたいんで」
母親「あがって！亮平最近おかしいのよ。だから、様子見てあげて。」
あべちゃんのお母さんにそう言われ俺らはあべちゃんの部屋へ向かった。
佐久間「あべちゃん、入るよ」
勢いよくドアを開ける。
が、俺の視界にあべちゃんはいない。
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作者名：喜梨果 | 作成日時：2020年10月7日 22時
