明日僕がいなくなったらどうしますか？ (ページ21)

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放課後…

佐久間「あべちゃん帰ろ！」

深澤「俺も」

阿部「あー、ごめん！先生に呼び出されて！」

佐久間「そうなのー？あ、俺らファミレス行くから終わったらそこ来てよ」

阿部「わかった、じゃあまたあとでね！」

嘘をついた。
そうでもしないと止められちゃうと思ったから。

教室で待つこと10分。

足音がちかづいてきて

ガラガラ

扉が開いた。

そこには…

やっぱりか。

男子「おぉ、阿部くん偉いじゃん待っててくれて。」

何も話さず逃げようと思った。

でもそんな考えは甘かった。

男子「ちょっと、何逃げようとしてんだよー！」

阿部「お前らだろ。画鋲…」

男子「はは、流石だね。天才くん」

阿部「帰るから、そこどいて。」

扉の前にいる男子にそう言うと

男子「何言ってんの、ただで済むと思うなよ。」

逃げたい！逃げたい！

あの時帰ってれば。

男子「あーあ、女子のもの盗んだって嘘ついて阿部くんを追い出そうと計画してたんだけどバレちゃってたんだねぇ。」

阿部「ふざけるな。早くどいて」

男子「やーだねっ」

そう言いながら俺に蹴りを入れた。