明日僕がいなくなったらどうしますか？ (ページ18)

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ケーキを運んできてから気がついた。

あぁ、机にあの本を置きっぱにしてた。

どうか、見られてませんように。

さっきから佐久間とふっかがお互いちらちら見てるから好きなのかと思った。

いいな、そんな好きっていう関係…

俺にはないな。

俺が好きって思ったところで相手に嫌われてるかもしれないし。

数時間後…

佐久間「じゃあね！また明日！」

深澤「じゃあな～！」

そう言って2人は帰った。

また明日って言われるのはあと何回だろう。

俺が学校に行けるのはあと何日だろう。

今日もあの本に書き足す。

書き足したあと部屋を片付け始めた。

後々迷惑にならないようにね。

次の日…

佐久間「あべちゃんおはよ！」

阿部「佐久間おはよ！」

佐久間「今度さ～、遊園地行かない？」

阿部「え～、どうせ絶叫系乗らされるんだー！やだよ！」

佐久間「え～！なんでよ～！！」

深澤「あ、おはよー！」

佐久間「おぉ、化け物じゃん！」

深澤「化け物じゃねぇよ」

阿部「ふっか、おはよ。」

深澤「なんの話してたの？」

佐久間「あべちゃんと俺ね遊園地に行くの。」

阿部「絶叫系乗らないならね」

深澤「いいな、おれも！」

佐久間「お！ふっかも行こ！」

遊園地か、俺本当に行けるかな？
俺あと、ちょっとしかないけど
大丈夫？

俺が行けなくなってもさ
2人で楽しんできてよ。

俺の分も。