第壱話 ページ3
《………きろ…………》
誰だ……
《お……A》
俺の名を呼ぶのは誰だ……
《起きろA》
『』ﾊﾟﾁｯ
《起きたな。調子はどうだ？》
『最悪だ』
《だろーな》
『お前は誰だ。此処は何処だ』
死神《オレはお前達でいう死神だ。そして此処は冥府の門の前》
『ならオレは死んだんだな？』
死神《違うな。お前をここに連れてきたのはオレだ》
『もう死んだも同然じゃないか』
死神《違う。肉体ごと連れてきた》
『は？』
死神《お前はもう人外みたいなもんだし、何より死ねない身体になってる。傷はもう塞がってるぞ》
『ﾁｯ』
死神《だが、そんな身も心も真っ黒に染まったお前にチャンスをやろう》
『チャンス？そんなもんいらねぇよ』
死神《そうか？お前が望んでたことだと思うが》
『望んでた？ﾊﾊｯオレが？何を？』
死神《ぬらりひょんの孫へのトリップ》
『何！？』
死神《やっぱり望んでたんじゃねぇか。まぁトリップといっても転生だがな。お前にはまだ安倍清明がいる平安時代に飛んでもらう》
『ﾊｯそこでオレに何をしろと？』
死神《ただ自由ではなかったぶんをそっちで過ごせというだけだ》
『ふーん。分かった』
死神《そんじゃ準備するぞ。まずこれを左腕につけとけ》
『なんだこれ？』
死神《オレが作った。お前の力を10分の1にする腕輪だ。つけろ》
『ああ』
ｶﾁｬ
死神《これはお前では外せない。そのことを覚えておけ》
『オレじゃないやつだと外れるのか？』
死神《ああ。外れたら気をつけろよ？自我を保てなくなる》
『分かった』
死神《こんくらいだろ。後は好きに楽しめ。原作は壊しても構わん。いいな？》
『ああ』
死神《そんじゃ行ってこい》
目の前にでかい扉が出てきて開いた
オレは迷わずその中に入って行った
ｶﾞｼｬﾝ
扉は音を立てしまった
死神《思う存分第2の人生を楽しめA》
ん？此処は何処だ……
｢貴方！Aが起きましたわ！｣
｢お！A随分長い間寝ていたな｣
『あーぅ(誰だよあんたら)！(オレ赤子になってやがる！確かあいつ転生って言ってたからな)』
黒鈴｢貴方の母の黒鈴(くろすず)よ｣
千影｢父の千影(ちかげ)だ｣
黒鈴と千影？オレの新しい親か
黒鈴の頭に耳？それに尻尾が見える
黒鈴｢あら私の耳が気になるの？貴方にもあるわよ｣
そう彼女はいいオレの手をオレの頭にのせた
ほんとだ
前世の力がそのまま影響してるのか
人間でなくて助かった
ある意味楽しくなりそうだ
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月夜姫(プロフ) - 窓硝子さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2017年8月29日 7時) (
レス) id: 6b689cba3d (このIDを非表示/違反報告)
窓硝子 - 面白かったです！更新頑張ってください、応援しています！ (2017年8月23日 16時) (レス) id: 1c7a2c04ff (このIDを非表示/違反報告)
亜咲姫(プロフ) - 東條にこさん» ありがとうございます！そう言っていただけでとても嬉しいです！ (2016年7月6日 2時) (レス) id: 9ac28f4bb1 (このIDを非表示/違反報告)
東條にこ(プロフ) - とても面白かったです(*≧∀≦*) 更新がんばって下さい(^-^ゞ (2016年7月5日 15時) (レス) id: db321f67f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜姫 | 作成日時：2016年6月6日 20時
