ジブリールの妹は異世界にいるようです！ (ページ2)

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アヴァント・ヘイムにてページ2

「きゃ～見て見て、レア度4の首だわ～」
「いいなぁ、さっすがジブリールよね」

『永遠』に続く大戦。
天地を裂き、星を割った…そんな最悪の戦争。

そんな中でもアヴァント・ヘイムは平和だった。

「レイリール、ほら見て～」
「うっとりするよねぇ」

『…うぅ、怖いですっ！近づけないで下さいよっ』
レイリールは怖がりだった。今にも首が話しかけてきそうに見える。

「にゃ～レイリールは首好きじゃないのかにゃー。
でもそんなところも可愛いのにゃあ！」
『あ、アズリールお姉ちゃん…』

ふざけているように見えるが、アズリールはこれでも最初番個体なのである。

「おやぁ？何をしているので？」
今話しかけてきたのは最終番個体のジブリールで、
いつもどこかをほっつき歩いている。

しかし、何かに気づいたようで、
「うぇへ、うへへへ～、プレ～ミアムな首を見つけました～♪レイリール、取ってきたら最初に見せてあげましょう♪」
涎を垂らしながらジブリールはシフトしていった。

…やはりアヴァント・ヘイムは平和だった。