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今日は休日。佑亮とデートの日。
「佑亮！！稜雅さんの握手会の券、手に入れちゃった！！」
「えっ、いいな！！」
「佑亮の分もあるから今度一緒に行こ」
「行く行く！やったぁぁぁ」
あたしも、佑亮といろんな場所に出かけるようになった。
手を繋いで、住宅街を歩いた。
「あっ、またキャバリアキングチャールズスパニエルが居るよ！」
「毎回毎回長いね名前が」
お互いの家にも、ちょいちょい行く。
佑亮の家のリビングで、佑亮の兄妹も交えてお菓子パーティー。
「お兄ちゃんとAさんって本当にお似合いだね」
「うわぁぁぁんもう本当に可愛いあたしの妹になって欲しい」
佑亮の妹ちゃんが、本当に良い子だし可愛い。
弟くんも、仕草とか表情の作り方とか、色々佑亮に似ている。
「兄ちゃんとAさんが結婚したら俺ら義理の兄弟になれるじゃん」
弟くんがいきなり言い出したことに、あたしは食べていたポテトチップスを吐きそうになった。
「早いよ！！気が！！」
……なんだろう、多分、福田家はピュアの塊。
動揺しているあたしの隣で、佑亮は少しニヤニヤしている。
「……福田Aって、響き良いね」
恥ずかしさで、あたしは倒れた。
もう心臓が持ちません。心臓が止まりません。
夕方になって、あたしを送ってくれるついでに、佑亮のお気に入りの河川敷に行った。あの時と同じ場所に、あたし達は座る。
もうすぐ夏だから、空はまだ明るい。
佑亮が空を見上げながら口を開いた。
「初めて一緒にここに来た時は、罰ゲーム中だったね」
「……そうだね」
「色々あったけど、僕はAと付き合えて良かったって思ってる」
それは、あたしも同じ。
「Aが僕のことを変えてくれたんだよね」
「佑亮も頑張ったと思うよ」
「そうかなぁ」
佑亮は、いひひっと照れ笑いをした。
罰ゲームがあったから、今のあたし達が居る。
あたしも佑亮も、罰ゲームで変わった。
「A」
突然、佑亮に低い声でAを呼ばれて、思わず佑亮の方を向いた。
目の前には、あたしの大好きな優しい笑顔。
「これからもずっと一緒にいようね」
「……もちろん」
佑亮に抱き寄せられて、外の気温は暑いけど、暖かい。あたしの大好きな温もり。
一度も話したことが無かったのに、たった一週間の罰ゲームでこんなに仲良くなれたなんて嘘みたい。
こんな出会い方、なかなか無いよね。
あたしは、世界でたった一人の佑亮が大好きです。
地味男と一週間の罰ゲーム Fin.
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こいずみ(プロフ) - ももさん» ここまできたら卒業書くしかないですね……笑 (2018年9月18日 11時) (
レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)
もも - これは高校卒業時期の話が気になります…楽しみに待っています (2018年9月17日 2時) (レス) id: c60f7736c8 (このIDを非表示/違反報告)
こいずみ(プロフ) - ももさん» わあああまたコメントくださってありがとうございます！！癒しだなんて、、ちょいちょい更新していきます！ (2018年9月5日 9時) (レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)
もも - 続きが更新されてる！！ありがとうございます！待ってました。本当にこの小説癒しです (2018年9月4日 19時) (レス) id: c60f7736c8 (このIDを非表示/違反報告)
こいずみ(プロフ) - HYさん» ありがとうございます(;_;)！！リクエストまで……！！考えてみます！！嫁の尻に敷かれるユースケくん想像できすぎますね笑 (2018年2月5日 23時) (レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こいずみ | 作成日時：2017年8月12日 12時
