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ソワソワして落ち着かない気持ちのまま、放課後が来た。

「A、帰ろ」

留美子に声をかけられるけど、あたしは今日は大事な仕事がある。

「えっと……先帰ってて」

そう言うと、留美子は浮かない顔をしたけど、すぐに優しい笑顔になって、教室から出て行った。
……ここ最近の留美子、本当に変。

こっそり佑亮を見ると、荷物を持たずに教室を出て行った。

……これ、屋上に来てくれるんじゃ……。
あたしはそれだけで泣きそうになって、佑亮が教室を出て行ってからしばらく深呼吸をして、屋上に向かった。

屋上のドアの前で、また深呼吸。
この先には、きっと佑亮がいる。

「……行こう」

あたしはゆっくり屋上のドアを開けた。
そのドアの向こうには、少しだけオレンジ色になった空を眺めている大好きな姿があった。

さっき深呼吸したばっかりなのに、あたしの心臓が激しく動く。

ドアが閉まる音で、佑亮が振り向いた。
それと同時に、頭の中が真っ白になって、ぼんやりと考えていた佑亮のための言葉もすべて忘れた。

久しぶりにちゃんと顔を見れた。

……罰ゲームが終わってから4日間、あたしのことを避けてたくせに、呼び出したらノコノコ屋上に来て……。
そう考えたらなんだかちょっとムカついて、あたしの口から出た第一声。

「佑亮のバカ!!」

頭の中が真っ白になっているあたしは、勢いに身を任せて言葉を言うしかなかった。
怒りなのか悲しみなのか、よくわからない涙を流しながら。

「……あたしは……佑亮が嫌い」

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こいずみ(プロフ) - ももさん» ここまできたら卒業書くしかないですね……笑 (2018年9月18日 11時) (レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)
もも - これは高校卒業時期の話が気になります…楽しみに待っています (2018年9月17日 2時) (レス) id: c60f7736c8 (このIDを非表示/違反報告)
こいずみ(プロフ) - ももさん» わあああまたコメントくださってありがとうございます!!癒しだなんて、、ちょいちょい更新していきます! (2018年9月5日 9時) (レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)
もも - 続きが更新されてる!!ありがとうございます!待ってました。本当にこの小説癒しです (2018年9月4日 19時) (レス) id: c60f7736c8 (このIDを非表示/違反報告)
こいずみ(プロフ) - HYさん» ありがとうございます(;_;)!!リクエストまで……!!考えてみます!!嫁の尻に敷かれるユースケくん想像できすぎますね笑 (2018年2月5日 23時) (レス) id: 497c91c86c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こいずみ | 作成日時:2017年8月12日 12時

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