検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:637 hit

伍話 ページ6

無一郎side

実弥「しっかし、広えなァ…」

猫空『昔々に建てられた神社ですからね。』


あの巫女がこちらに振り向いた瞬間、

僕は一瞬だけ地獄絵図を見た

地面には沢山の死体が並べられて

生きているものは血を吐いていて

さっきの巫女に泣いてすがっていた

でも……

明らかに服装が今の時代のものではなかった

なら僕が見た隊士そっくりの巫女は一体誰………


蜜璃「猫ちゃんたちはいるのかしら?」

猫空『沢山いますよ。あ、やばい。円ー!閻魔大王と天照大御神が来てるから挨拶に行ってくるー!』


閻魔大王?天照大御神?

僕が死神なのかと聞いたときの動揺の仕方…

君って本当に人間なの?


円「行ってらっしゃいませ主様。それでは鬼殺隊の皆様、わたくしが客間までご案内させていただきます。」

しのぶ「ありがとうございます。」

無一郎「ねぇ、君。この村で誰か死ななかった?」

考えるよりも先に僕の口が勝手に動いていた

円「…………随分昔のことですが、山の中にあった村が、疫病により次々となくなっていきました。恐らく原因はそれかと思います。」

杏寿郎「時透少年!急にどうしたんだ!?」

無一郎「さっきからあの巫女の周りに人が浮かんでたから……」

地獄絵図を見たときからあの巫女が言っていた

九尾狐

化け猫

悪魔

座敷わらし

が見えるようになった

そして…

円と名乗っている子供に猫耳が生えてるのも

見えるようになった

みんなに気づかれないように振り返り、

あの巫女を見ると


周りに黒色の蝋燭が浮かんでいる

それに血の付いた大鎌

羽織には血の跡がついている

僕は唐突に理解した

あの子が本物の死神なのだと

でも何故か皆に伝えなかった

………なんで言わなかったんだろう

陸話→←肆話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 死神
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧幻菖蒲 | 作成日時:2020年8月24日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。