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第四話 ページ4

智也「取りあえず、愛奈。 元凶であるお前が責任もって、あの扉。 調べて来い」
愛奈「え゙―――!!? 何で何で!? ソコは男の子である、智也でしょ!!? 男の子なんだから!! 力あるだろうし!!」

オレは責任的な関係で、愛奈に扉の調査を押し付ける。
オレは多分。 お化け屋敷とかは大丈夫だと思う。 うん。

…………ハイ。 スイマセン。 やっぱり、怖いです。 お化け屋敷。

ガチャ ガチャッ

美水「…………」

何かが回されている音がしたかと思えば、音の先には美水が居た。
見れば美水はたくましい事に、巨大扉のドアノブを何度も開けようといじっていた。

ほんと、マジでたくましいと思う。

美水「……。 駄目。 多分、閉じ込められた…」

美水の言葉にオレと愛奈は一瞬。 ほんの一瞬言葉を失った。

智也/愛奈「「はっ…… はぁああああああ―――――!!!!?」」

んでもって、両者ハモって大声で叫ぶ。
叫ばれた美水はと言うと、真顔だった。 此奴の精神力をオレはある意味称えよう。

愛奈「どどどどど、どーしよう!! 智也!!!」
智也「さささささ、さーな!!! んな事、オレが知るか!!!」

愛奈「ててててててか、めっちゃどーようしてない?」
智也「さささささ、さーな!!! お、お前こそ動揺しているんじゃないか?」

オレと愛奈は二人そろって言い合う。
ん? オレか……? オレは当然、動揺なんてしてないぜ!!

……… ハイ。 嘘です。 ゴメンなさい。 だから、そんな「え、何此奴」的な眼で見ない!!

美水「あんた等… どっちとも、動揺してるんでしょ」
智也/愛奈(((ビクッ

美水の言葉にオレと愛奈は反応した。
何て此奴は冷静でいられるんだ!! 冷血女め!!!

あ、因みに此奴の学校でのあだ名は冷血女とも呼ばれてるんだぜ。
だけど、オレはこういう時に冷血女って言うと思う!!! な? そーだろ…?

美水「図星もいい所。 取りあえず、この屋敷について調べないと… 運悪ければ、餓死するかもね」

美水は腕を組み、オレ達にそう言った。
まぁ、今は此奴の冷血さも結構いいかもしれない。

こんな状況で、オレと愛奈だけだったら絶対無理だろうからな。
今だけは、この別名冷血女。 美水に感謝だな!!! そーだろ? な!

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作者名:王獣闘蛇 | 作成日時:2014年4月4日 17時

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