検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,985 hit

第二話 ページ2

引き続き 智也 side


片づけを初めて約三分。
この時間があればカップラーメン何かが出来上がる時間だ。

急いで片づけたせいか、出した時間よりも早く片付いた。

智也「片付けが終わったな… んじゃ、急いであの屋敷に行こうぜ!」

オレはそう言って纏め終わった荷物を持った。
嫌、俺が持たなくてもいいんだが… 愛奈がうるせぇんだ。

めっちゃギャーギャー言って来て、ハイ。 オレの耳がアイツの雑音に負けました。 ハイ。
まぁ、そう思えば、美水は結構いい奴だ。 あぁ、恋愛感情は一切ない。

うるさくないし、大人しいし、何より料理が出来る!
愛奈の料理か…? アイツは駄目だな、破壊的にマズイ。 凶器だ。 原子爆弾並の…。

+++++

そうこうしている間にオレ達は屋敷に着いた。
因みに美水が先頭だ。 普段は愛奈が先頭に立つんだが…アイツは困った事にかなりの方向音痴でもある。

めっちゃ酷いぜ? 小さなスーパーマーケットでも30分は鬼ごっこ状態になる。
だから、こんな場所に来る時は大概オレか美水が先頭だ。 あ? オレは今、荷物持ってって無理なんだよ!

愛奈がめっちゃわがままで… オレ、どうしてこんな手のかかる幼馴染が居るんだろ…? ってマジで小学生の餓鬼の頃、泣いた……。
まぁ、オレがある意味地獄の回想を終えた時、美水が不意に止まった。

愛奈「あれ? 美水、どーしたの?」

止まった美水に対して愛奈は首を傾げ、聞いた。
愛奈は美水よりも身長が低い為、ひょこっと顔を出す形となった。

対する美水は何時もの事の様に無表情で、静かに何かよ読み出した。

美水「コレ… 多分。 ココの人が書いたモノだと思うんだけど…」
愛奈「ホントだ! 張り手紙みたいだね。 えーっと、何々…? 『ココには困った事になる屋敷です。 ココに入る人は、どうかご気を付けて…』 何コレ!!? 変な屋敷ー」

美水の指さしていた張り手紙を大きな声で読む愛奈。
アイツの頭は年中夏休みです。 ハイ。 困った事にアイツは幼稚園並の馬鹿で、何で高校に受かったのか不思議なくらいだ。

まぁ、多分。 美水にでもすがったんだろうな。
アイツ、結構頭いし…… ってか、実際そうだったとして、アイツの頭の悪さによく怒らなかったもんだ…。 オレはソコニ感心するな。 うん。

第三話→←第一話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:オリジナル , 謎解き , 設定集 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:王獣闘蛇 | 作成日時:2014年4月4日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。