リッチ警官キャッシュ！〜3〜

第118話 ページ49

キャッシュ「あー、さみぃ〜。どーだ、弓矢くん。カッチコチで動けねーだろ？」

アーリィ「(こいつ…！なにをした…！)」

キャッシュ「知りてえみてーだな？教えてやるよ。」

セツカ「この建物はもともと食品管理工場…。そして、この部屋は冷凍倉庫だったの。」

キャッシュ「だから、オレは5000万円でこの工場を買って、こっそり電力を復活させた。」

アーリィ「(なんだって！？)」

キャッシュ「“瞬間冷凍”って知ってるか？-100℃の超低温で急速に食品を凍らせる現象でな。」

セツカ「スプリンクラーの水と冷凍機能をMAXで同時に起動すれば、水をかぶったあなただけ凍らせられる。」

キャッシュ「自慢の矢も凍っちまったら、うてないもんなぁ〜？」

アーリィ「(こんな方法で負けるなんて…！絶対に勝てたはずがぁ〜っ！)」

キャッシュ「金の重みを知れ。」

〜〜
ヤマト「解毒完了、生きかえるぅ〜。」

キャッシュ「さて、カルマがどこに行ったか、教えてもらおうか。」

アーリィ「誰が教えるか。絶対ヤダね。」

キャッシュ「ほう？そのまま一生凍っててもいいんだぜ〜？」

ヤマト「オレかき氷が食いたくなってきたなぁ〜。」

セツカ「2人して、脅さないでよ…。」

アーリィ「わかったよ！教えるよ！カルマさんは…、あの場所へ行ったんだ…。世界最悪の島、囚人島アルカドラム…。そう…、“あんたの弟がいる、監獄さ。”」



セツカ「ねぇ。」

アーリィ「なに？お姫様。」

セツカ「お姫様ってなに？まぁ、いいや。カルマはどんな人物なの？」

アーリィ「さぁ、ボクは詳しくは知らない。ただ、あの人に着いていきたいと思ったから一緒にいただけだし。」

セツカ「…そう。(カルマ…どこかで会ったことがある気がするんだよな…。)」

アーリィ「(カルマさんは、お姫様をキャッシュから取り戻せるのかな？)」

〜〜
カルマ「…セツカ…ね。」

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