リッチ警官キャッシュ！〜3〜

第88話 ページ5

マルメン/レギル/泥棒「えっ！！？」

泥棒「なに言ってんだ、コイツ！？オレはなにも悪いことしてないぞ！？」

キャッシュ「‘不法侵入’って知ってるか？この建物は、ついさっき‘オレが買った’んだ。あんた、この建物に無断で入ってたよな？だからあんたは不法侵入の罪で、逮捕だ。」

マルメン「(むちゃくちゃなこと言ってる〜！)」

セツカ「(結構、強引だな…。)」

泥棒「そんなアホなことがあるか！おまえ、いったい何者だよ！？」

キャッシュ「‘ただの’金持ちですけど？w」ﾝﾍﾞ

泥棒「(むちゃくちゃだが、今捕まるとマズイ…！とりあえずにげるしかねぇ！)」

レギル「おいまて！」

キャッシュ「そうはさせねーぜ。」ﾊﾟﾁﾝ

泥棒「いで！？なんだ！？」

キャッシュ「今までおまえの盗みにあった被害者の人たちだ。」

被害者1「キャッシュさん、逃げてたそいつの仲間も連れてきたわよ！」

被害者2「証拠のカバンと服も確かに持ってたぜ！」

キャッシュ「これで窃盗の証拠もそろっちゃったな。もう逃げ場はねーぜ？」

泥棒「こんなことって…。」

ﾎﾟﾝ

レギル「不法侵入および窃盗の容疑で、あなたを逮捕します。」

泥棒「は…、はぃぃ…。」

〜〜
キャッシュ「事件解決して一件落着だな〜。あ、そうそう、不法侵入は撤回してもいいぜ〜w」

マルメン「キャッシュさん、相変わらずですね…。」

レギル「…キャッシュくん。」

キャッシュ「ん？なんだ？」

レギル「きみはなぜ警官でもないのに逮捕に協力したのですか？」

キャッシュ「警官とか、んなもん関係ねーよ。」

レギル「えっ？」

キャッシュ「困ってる人がいたら助ける。それがオレのルールだ。」


キャッシュ「みんなも協力ありがとな〜！これはオレからの謝礼金だぜ〜！」

マルメン「キャッシュさん〜！」

レギル「……。困ってる人を助ける、か…。(ルールに縛られない警官…。無茶苦茶だが、市民のことを誰よりも考えている…。)」

セツカ「レギル警視。」

レギル「セツカさん、どうかされましたか。」

セツカ「…確かに、キャッシュは周りから見れば不真面目な警官なのかもしれません。ですが、誰よりも市民のことを考えています。」

レギル「そうですね…。」

セツカ「私たち、警察官の仕事は市民が安心して暮らせる町を守ることです。ルールも確かに必要ですが、それをないがしろにするルールは正しいと思えません。私たちには、警察官にはキャッシュのような警官が必要なんです。」

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