リッチ警官キャッシュ！～3～ (ページ36)

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番外編～同期４人で～ページ36

男性「大当たり～！！！一等の二組ペア高級旅行にご招待だ～！！」

セツカ「…えっ…！？」

～～遡ること数時間前～～
セツカ「今日は、１人でのパトロールだけどキャッシュはちゃんと仕事してるかな…。」

ﾄﾞﾝｯ

セツカ「わっ！すいませ…」

おばあさん「その人ひったくりなの！警官さん、捕まえてー！」

セツカ「ひったくり！？ちょっと、待ちなさい！」

ﾀﾞｯﾀﾞｯｶﾞｼｯ

ひったくり「うわっ！」ｽﾞﾃﾞｯ

セツカ「窃盗の罪で逮捕します！」ｶﾞﾁｬ

ひったくり「クソー！」

おばあさん「ありがとう、本当にありがとう。孫のプレゼントを買うお金が入ってたのよ…。」

セツカ「念のため中身を確認してみてください。無くなったものはありませんか？」

おばあさん「えぇ…うん、大丈夫よ。なにかお礼がしたいのだけど…。」

セツカ「お礼なんていりませんよ。私は私の仕事をしただけなので。それよりも、お孫さんのプレゼントをゆっくり選んであげてください。」

おばあさん「でも…そうだわ！」ｶﾞｻｺﾞｿ

ｽｯ

セツカ「福引き券…？」

おばあさん「昨日、買い物したときにもらったのだけど、私はこういうの全然当たらないからやる気もなくて…もし良かったら受け取ってくださらない？」

セツカ「ですが…。」

おばあさん「どうせ捨ててしまうんだもの。せっかくなら貰っていただけないかしら？」

セツカ「…では、お言葉に甘えて。ありがとうございます。」

おばあさん「じゃあ、本当にありがとう。それじゃあね。」ｽﾀｽﾀ

セツカ「福引き券か…。やったことないな…。警察署のすぐ近くだし、仕事の帰りにやって帰ろう。どうせ、なにも当たらないだろうけど。」

～～そして現在～～
男性「おめでとうございます！こちら、景品の二組ペア高級旅行の招待券です！」

セツカ「えっ、あ…ありがとうございます。」

男性「二組ペアなので、お友だちやご家族を3人まで連れて行けますよ！」

セツカ「3人も…あっ(キャッシュとフラン、ヤマトを誘えばちょうど3人だ…。)」

男性「3泊4日の高級旅行！ぜひ、楽しんでください！」

セツカ「は、はい。ありがとうございます。」

～～次の日～～
セツカ「というわけで、良かったら3人とも行かない？ほかに誘う人もいなくて…。」

フラン「セツカが珍しく呼び出したと思ったらそういうことだったのね。私はもちろん行くわ！」

ヤマト「えー！セツカちゃんスゲー運良いじゃん！オレももちろん行くよん！」