リッチ警官キャッシュ！～3～ (ページ3)

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第86話ページ3

キャッシュ「そういうことならオレにまかせろ。この家を中心に町全体にSPを配置しまくって、ストーカーなんて出てこられないようにしてやるぜ～！」

女性「本当ですか！？」

マルメン「そんな無茶苦茶な～！！」

キャッシュ「オレだからできるやり方だ。リッチだろ。」

レギル「その方法は-10点！きみはなにを考えているのですか！」

セツカ「レ、レギル警視…。」

キャッシュ「解決したからいいだろ。」

レギル「ルールを無視した解決など、全くもって無意味です！」

レギル「ストーカー被害の場合、まず事件が起きないと我々は動きません。警察は犯罪を取り締まる機関ですので。見られている気がするというだけでは事件とは言えないですね。」

女性「そんな…！」

マルメン「それだと、この方は困ったままですよ！？」

レギル「それがなにか？これが正しいルールなので。ルールを守らないなら、あなたも減点です。」

キャッシュ「…減点減点。ルールと数字しか見てねーんだな。」

セツカ「ちょっと、キャッシュ…！」

レギル「なに！？」

キャッシュ「だってそうだろ？ルールを守るだけなら小学生だってできるぜ。あんた、オレより警察に向いてねーかもな。」

レギル「ﾌﾞﾁｨい、今の発言は…、-1000点…！！-1070点の減点により、きみには警察を辞めてもらいます！さぁ、警察手帳をわたしなさい！」

マルメン「そ、そんな…！」

セツカ「キャッシュ…。」

キャッシュ「ほ～…。いいぜ、辞めてやるよ。」

マルメン「キャッシュさん！」

レギル「あの方はもう警察じゃありません。ほっておきなさい。」

マルメン「キャッシュさん…。」

セツカ「ほんとに辞めるのかな…。」

レギル「わたしたちは本部へ戻りますよ。」

マルメン「は、はい！」

レギル「(これでルールを守らない人はいなくなった。あいつがいなければ仕事もやりやすい。わたしも安心して警視長になれる。)」

ﾊﾟﾘｰﾝ

セツカ「あれは…！」

泥棒「やべっ…！」

市民1「あの人、泥棒の常習犯なのよ！捕まえて、警官さん！」

レギル「行きますよ、マルメンくん！セツカさん！現行犯で逮捕します！」

マルメン「はい！」

セツカ「わかりました。」

～～
マルメン「この辺りに逃げたのですが…。」

レギル「ふむ…。たしか、犯人は30代くらいで黒いTシャツ、ベージュの長ズボンでしたね。」

セツカ「あと、大きなボストンバックも持っていました。」

レギル「このまま町に逃げられるとやっかいですね。できれば、ここで逮捕してしまいたいですが…。」