検索窓
今日:22 hit、昨日:3 hit、合計:5,858 hit

第96話 ページ15

キャッシュ「おい、新人くん、ちょっと言いすぎ…。」

マルメン「キャッシュさんは黙っててください!」

ポタポタ

まるな「お兄ちゃんのバカ…!いつもそうやって子ども扱いして…!わたしの気持ちもわからないくせに!」

マルメン「まるなのほうがわかってないだろ!」

まるな「〜〜っ!お兄ちゃんなんて大嫌い!」

マルメン「まるな!くそっ…!」

キャッシュ「新人くん、マジで落ち着けって…。」

マルメン「キャッシュさんにもわからないでしょう!?ぼくは妹が心配なんです!まだ子どもなのに1人で町に出て…!もし、ケガをしたら…、もし、事件に巻き込まれたら…、そう思って、いつも危ないことをさせないように言いつけてきたんです!だからぼくは…!」

カシュ ブシャーー

マルメン「ふ、ふざけないでください!ぼくはまじめに…!」

バシャー

マルメン「えっ…、なっ…!?」

キャッシュ「頭、冷えただろ。さっきから自分のことばっかりだが、妹の気持ちを聞いたことあるのか?」

マルメン「それは…。」

キャッシュ「オレは兄として、新人くんの気持ちが痛いほどわかるぜ。だが、妹にとってはそれが迷惑かもしれねぇ。その答えは本人にしかわからねぇからな…。」

マルメン「あ…。(弟さんのこと…。)」

キャッシュ「新人くんはまだ間に合う。しっかり妹の気持ちを聞いてやれ。兄貴としてな。」

マルメン「キャッシュさん…。ぼく、まるなを探してきます!」

キャッシュ「オレも行くぜ、いいよな?」

マルメン「はい!」

〜〜
テクテク

まるな「お兄ちゃんのバカ…。今日はもう帰ろう…。」

セツカ「あれ…?1人でこんなところにいたら危ないよ…?」

まるな「え…?あ、もしかしてセツカさん!?」

セツカ「え…?う、うん…そうだけど…。あ、もしかして新人くんの妹さん?」

まるな「…お兄ちゃんなんて知らないもん。」

セツカ「もしかして、ケンカでもしちゃったの?」

まるな「お兄ちゃんがわたしのことずっと子ども扱いして、わたしの気持ちなんて全然わかってくれないの。」

セツカ「…そっか。気持ちをわかってもらえないのは辛いよね。でも…、妹さんより知ってることもあるんだよ。」

まるな「…え?」

セツカ「私たち警察は色んな事件を解決していく。その中で妹さんくらいの年の子やもっと小さい子が事件に巻き込まれたのも見てきた。だから、妹さんにはそんな怖い思いをしてほしくないんじゃないかな。」

まるな「ぁ…。」

第97話→←第95話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

風早紫音(プロフ) - レモンさん» やっと出せました〜!! (2022年12月18日 21時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - カルマ♪───O(≧∇≦)O────♪キター (2022年12月18日 19時) (レス) @page46 id: 04e1ade4b0 (このIDを非表示/違反報告)
風早紫音(プロフ) - 猫耳さん» ありがとうございます! (2022年12月9日 21時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
猫耳(プロフ) - 遅れたけど、セツカちゃんお誕生日おめでとう!🍰 (2022年12月9日 21時) (レス) @page45 id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)
風早紫音(プロフ) - レモンさん» 出してみました♪ (2022年12月5日 16時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨ヒマリ | 作者ホームページ:ないです!  
作成日時:2022年10月4日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。