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 それからしばらく経ち、捜査に出ていた全員がダイヤモンド寮に戻ってきた。その間も寮長は、ずっとわたしの魔法のことを話したくてうずうずしてたみたい。

「あ、見つかったんですね。どこに居たんです、久遠さん?」

 水儚さんは寮に帰ってきて早々、寮長を威圧たっぷりに問い詰めていた。みんながちょっと引き気味になるくらいの威圧っぷりだったよ。流石は生徒会長と言ったところだ。

 ちなみに、寮長は寮庭の最深部で魔法の特訓をしていたらしい。その割に魔力の波動は感じられなかったけど、わたしの第六感が仕事しなかったということで折り合いをつけた。
 でも、なんだろう。何となくそれだけじゃない気もしてくる。

 ぼんやりとした違和感を抱えたまま、その日はお開きとなった。水儚さんは自身の寮に戻り、わたしたちダイヤモンド寮生は食堂へと向かった。もうとっくにお昼の三時になってるからね。

「今日の料理当番は月乃さんですよ」
「分かってるってば。何食べたい?」

 全員がひとつの食卓を囲むように座り、近江さんがツキノさんを促す。ツキノさんはすぐに立ち上がり、わたしたちに食べたいものを聞いてきた。

「わたくしは焼きそば〜!」
「あ、じゃあ私もそれにする!」

 寮長、マイズミさんと続いて自分の要望を答える。それに続き来栖さんも自分の食べたいものを言い、わたしだけが残った状態となった。

「じゃあ……えっと、そうめんでお願いしますっ!」

 全員麺類だったので、わたしも麺類を頼む。ツキノさんはやや呆れたような顔をした後、キッチンの方へと向かっていった。
 ……何か変なことでもしてしまったのかもしれない。

 その後は、食卓に残っているメンバーで会話を楽しんだ。にしても、五人が座ってもまだ半分も埋まらないって、この食卓は相当でかいみたい。

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connect6月号に本作の外伝を載せさせていただきました。今後も定期的に外伝を連載させていただく予定です。
毎話にちょっとした伏線等を潜ませていますので、是非ともお読みくださると幸いです(。ì _ í。)

また、現在少しずつ作品の改稿を進めています。いつからになるかは未定ですが、フォレストさんにて『魔法少女育成学園 Re:make(タイトル変更予定)』を連載させていただきます。
こちらは制作次第お知らせさせていただきますため、しばらくお待ちください。

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設定タグ:オリジナル , 市販書き(一次創作) , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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星乃(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂き、光栄です。応援もありがとうございます、これからも頑張りますね! (2021年8月10日 23時) (レス) id: 30487c864e (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 凄く面白かったし、見やすかったです。これからも頑張って下さい。応援しています! (2021年8月9日 17時) (レス) id: 7e59eac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
星名ことり(プロフ) - 安眠野郎(星空の武器屋作者)さん» わわ、コメントありがとうございますー!! 好きだなんて……とても嬉しいです(歓喜)これからも応援よろしくお願いします!! (2020年11月1日 10時) (レス) id: 30487c864e (このIDを非表示/違反報告)
安眠野郎(星空の武器屋作者) - 好きです!(唐突)これからも頑張ってください!応援してます! (2020年11月1日 7時) (レス) id: 57a528eae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星乃 -Hoshino- | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年10月11日 7時

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