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もしかしたらお母さんはわたしに日程が違うことを言い忘れていたのかもしれない。でも、それならなんで寮のみんなはわたしを受け入れてくれたのかな。謎が多いや。
「……どうやら、連絡ミスが生まれてしまったようです」
自分なりに考えてみたところ、ダイヤモンド寮の関係者やわたしの家族には今日が入学日と伝えられ、紅鳶さんやカザキさんの寮では明後日となっていたという結果になった。それで、学園全体の“特別属性保有者入学式”も明後日。
つまり、だ。元々ダイヤモンド寮には新入生が来ないという流れだったのかな？ うーん、謎が多い。
「とりあえず、タマちゃんがこの学園に来た優秀な魔法少女候補ということには変わりないじゃん？」
「ちと癪やけど、ハルの言う通りやな。環はんがここに来たことは事実や」
待って、肯定してくれるのは良いけど『癪』って！ カザキさんがちょっと可哀想だよ。とは思ったものの、カザキさんは『やめてよ〜』と言った感じで軽い。いつもこんな感じ、なのかな？
「とりあえず、アタシたちの寮について紹介しちゃおっか」
それからすぐに、カザキさんは話題を変えようと別の話を振ってきた。これ以上話が進展しないと踏んだんだろう。意外と冷静な人みたい。
「アタシらの寮は“ヘマタイト寮”って言ってね、そっちの亜種みたいなものなんだ」
「寮生はウチとハル、そして柏木寮長の三人だけや。
今回は情報量が少なめでよかった。で、マホウジョウセキ……？ ってなんだろう。多分、ステッキの先についていた宝石なんだろう、とは思う。
それで、ヘマタイト寮の寮長は、別に居るんだね。カシワギさん……覚えておいた方がいい気がする。そして、何だか嫌な予感もしてきた。
「じゃ、ウチらは帰りますんで。突然お邪魔して悪かったな！」
「じゃね、みんな〜！」
それからまもなく、紅鳶さんとカザキさんは帰っていった。何か、凄くゲリラ的な来訪だったなぁ。
お腹が“ぐぅー”と言う、気の抜けた感じの音を出す。そんなわたしに、いつの間にか制服姿に戻っていた皆の視線が集まる。……アレ、何だか既視感があるなぁ。
「では、そろそろお昼ご飯にしましょうか」
近江さんのその一声で、寮生の皆は次々と食堂の椅子に座って行った。私も近くの椅子に座り、近江さんの料理を待つことにした。
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星乃(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂き、光栄です。応援もありがとうございます、これからも頑張りますね！ (2021年8月10日 23時) (
レス) id: 30487c864e (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 凄く面白かったし、見やすかったです｡これからも頑張って下さい｡応援しています！ (2021年8月9日 17時) (レス) id: 7e59eac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
星名ことり(プロフ) - 安眠野郎（星空の武器屋作者）さん» わわ、コメントありがとうございますー！！ 好きだなんて……とても嬉しいです(歓喜)これからも応援よろしくお願いします！！ (2020年11月1日 10時) (レス) id: 30487c864e (このIDを非表示/違反報告)
安眠野郎（星空の武器屋作者） - 好きです！（唐突）これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年11月1日 7時) (レス) id: 57a528eae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星乃 -Hoshino- | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年10月11日 7時
