第１３話……アジトの時間。予習。 ページ32
〜Aside〜
『おはよ〜ございま〜すっ！！』
ﾊﾞﾝｯ！ と音が鳴るくらい勢いよく開けて、その音よりも大きな声で挨拶をすると、奥の方から呆れたような声が聞こえてきたのでその声を辿っていく。
辿った先にあった扉を次は穏やかに開けながら再度挨拶をすると、ちょうど朝食の準備中だったらしい皆から挨拶を返してもらえた。
「あのなぁ…玄関の扉は優しく開けろって何度も言ってるだろ…」
皆が笑顔で挨拶を返してくれる中、呆れた様子のキドがため息混じりに言ってくるので、今回は(毎回)反省して謝る。
『ごめんね、次から気をつけるよ！
んで、"あの蛇"はまだ寝てるの？』
「クロハの事か？ あいつならまだ部屋から出てきてねぇな」
さっきまでとは違う笑顔を浮かべながら聞くと、シンタローが答えてくれた。
『ありがと〜シンタロー！
じゃあ起こしてくるから朝食皆で一緒に食べようね〜！』
教えてくれたシンタローにお礼を言いながらリビングを後にすると、クロハの部屋に続く短い階段の所でばったりと出くわした。
『……ちぇ、もう起きてきちゃったの？』
「ちぇってなんだよ…ああ、そういえば今日はお前も来る日だったのか」
まだ少し眠たいらしいクロハと少し会話を交わした後、並んでリビングに戻る道を行く。
「ていうか、お前本当に来たばかりの頃と性格変わってねぇか？
もっと何事にも興味なくて何事も面倒くさい…みたいな性格だっただろ」
『失礼だな…僕だって興味あるものくらいあるし。
まぁ今の性格が演技じゃないとは言いきれないけど…結構自然に出来るくらいには、こっちの世界"は"楽しいよ？』
「……そりゃ良かったですね」
僕の事情を知ってる数少ない人のクロハに今の本音に近い言葉を放つと少しめんどくさそうにそう返された。
自分から聞いておいて酷いなぁ…なんて思いながらもそこまで嫌な訳でもなかったので特に何も言わない。
そしてリビングの扉を開けると、もうすでに僕とクロハ以外の全員が揃っていた。
『あれ、今日みんな集まるの早くない？
いつもはもっとまばらだってクロハから聞いてたんだけど…』
「言ってねぇから嘘やめろな」
僕の言葉に間髪入れず(というか半ば食い気味に)拒否の反応を示したクロハに苦笑を向けながら空いている所に腰を下ろす。
すると隣に座っていたマリーが答えを教えてくれた。
「今日はAが来てくれたからだよ！」
…全国の皆さん聞いたか。天使の口からとんでもなくありがたい言葉が出たぞ((
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 月夜見さん» あ、気付きました？w 僕のお気に入りなんでカゲプロが入ってる作品の背景画像これにしてるんですよwwww …遅くなりましたが閲覧＆コメントありがとうございます！ (2017年8月17日 19時) (
レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見 - 後ろwww画像がwww (2017年8月17日 11時) (レス) id: 0d6bbed6b0 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 春星 千風波さん» 閲覧＆コメントありがとうございます！た、楽しみにしてくださるなんて光栄です…！男扱いされるのはそのカッコいい口調なのでは…？((ぶ、文才…あるんですかね…(苦笑)書きますっ、書かせていただきます！！……ん？他の作品…？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
春星 千風波 - 面白かった。はよ続きかけ。なーんてな。 面白かった。楽しみにしてるからな？頑張ってくれ。 いつもコメントみたやつに、男扱いされるが、女だから。 文才、私と違って在る作者さん、続き書いてくれるよね？(黒笑) 待ってるからな？ じゃ、また他の作品で。 (2017年8月12日 11時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 渚さん» えっえっ、文才ありありなんて…(言ってない)本当にありがとうございます！ぜひ頑張らせていただきます！！ (2017年5月29日 1時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪(さくらゆき) | 作成日時：2016年4月3日 13時
