第１１話……閑話休題の時間。 ページ30
〜Aside〜
『で、カルマ明日どうするの〜？』
「なにが〜？ っていうか、もう普通にオレの部屋入ってくるよね。もうちょっと抵抗とかないわけ？」
カルマの停学明けの日の夜。
僕はカルマの部屋で床に転がっていた。
『抵抗はないね〜。カルマは僕にとって異性って言うより頼れるお兄ちゃんって感じ』
「同い年だけど」
『双子の兄的な？』
「確かに…オレから見ても双子の妹って感じ」
『きゃーおにーちゃーん』
「それはちょっと無理かな」
『辛辣ですこと…。
…っじゃなくて！ 話を逸らさないで頂きたい！』
ごろごろと右に左に転がりながら逸れ始めた話の軌道を戻す。
『カルマ…あのタコに喧嘩売っといて明日何もしないとかないでしょ。どうするの？』
ゆっくりと起き上がりカルマを見ると、当の本人はベッドに寝転がってケータイをいじりながらこっちの視線に気付かないふりをして口を開いた。
「まぁ今まで通りやるだけかな。あとは殺していいって言われたから全力で殺しにいく。
先生を殺してみたかったってのはホントだしね」
以前こちらに向けられないままの瞳に憎悪や怨恨の色が灯ったのには気付かないふりをして、
『そっか…頑張れ』
短く応援の言葉を残して自分の部屋に帰る。
『アレが、１日で変えられちゃうのかぁ』
カルマの部屋と僕の部屋を繋ぐ窓にカーテンをかけて真っ暗になった部屋の中で呟いた。
『あんまり……面白くはないよねぇ』
万が一にも聞こえないように小さく呟きながら部屋の角に置かれている勉強机の引き出しを開け、中から手帳を取り出す。
その手帳をパラパラと捲ると、今までのこの世界での出来事…それと、これから椚ヶ丘中学校の３年Ｅ組で起こる出来事が記してあった。
見開きの左側には椚ヶ丘中学校での出来事…そして、右側にはもうひとつの世界の事。
カゲロウプロジェクトの世界に関することが書いてある。
『…そういえば、明日はアジトに顔出すって約束してたんだっけ。
カルマの事を見に行けないのは残念だけど…明後日からは学校行かなきゃ行けないし、折角２次元に来たのにマンネリ化してきた日常を変えるにはうってつけか。
……よし！』
明日のことを考えて上がってきたテンションを一度抑えて気合を入れる。
明日はいつもみたいに昼に起きたらダメだから。朝の目覚ましもセットしとかなきゃ。
やっと暗殺教室の原作が始まって２次元に来たって自覚が出てきた事で思わず漏れた笑みを崩さないままベッドに潜った。
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 月夜見さん» あ、気付きました？w 僕のお気に入りなんでカゲプロが入ってる作品の背景画像これにしてるんですよwwww …遅くなりましたが閲覧＆コメントありがとうございます！ (2017年8月17日 19時) (
レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見 - 後ろwww画像がwww (2017年8月17日 11時) (レス) id: 0d6bbed6b0 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 春星 千風波さん» 閲覧＆コメントありがとうございます！た、楽しみにしてくださるなんて光栄です…！男扱いされるのはそのカッコいい口調なのでは…？((ぶ、文才…あるんですかね…(苦笑)書きますっ、書かせていただきます！！……ん？他の作品…？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
春星 千風波 - 面白かった。はよ続きかけ。なーんてな。 面白かった。楽しみにしてるからな？頑張ってくれ。 いつもコメントみたやつに、男扱いされるが、女だから。 文才、私と違って在る作者さん、続き書いてくれるよね？(黒笑) 待ってるからな？ じゃ、また他の作品で。 (2017年8月12日 11時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 渚さん» えっえっ、文才ありありなんて…(言ってない)本当にありがとうございます！ぜひ頑張らせていただきます！！ (2017年5月29日 1時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪(さくらゆき) | 作成日時：2016年4月3日 13時
