第５話……説教の時間。１限目。 ページ24
〜渚side〜
────殺せるかもしれない────
────だって、この先生にも────
────僕の姿は、見えてないから────
午後の授業が始まり、僕も最初は普通に受ける。
「……………ラスト７文字を"触手なりけり"でしめて下さい」
「「……は？」」
先生は相変わらず突拍子もない事を言って皆に突っ込まれている。
……もうすぐ死ぬかもしれないのに。
そして、一通り説明し終わった後。
先生は椅子に座って僕達が書くのを待ち始める。
────顔を薄ピンク色にして。
「せんせ〜しつもーん」
茅野が質問し、先生が少し遅れて反応する。
……………うん、茅野が質問してくれたおかげで最終確認が出来た。
……………きっと、上手くいく。
次こそ、と顔を完全に薄ピンク一色に染め、待ち始めるのを確認すると、短歌を書く用に配られた紙の裏に対先生ナイフを隠し、席を立つ。
「……おお、もう出来ましたか渚くん」
薄ピンク色を外さず問いかけるように言う先生に無言で歩いて行く。
僕の札の裏を見た人はもう既に、僕が今からしようとしている事を察したらしく、緊張した面持ちになる。
僕らが昼食を食べて眠くなる頃に、先生の顔が薄いピンクになる時がある。
茅野の質問へも少し反応が遅れた。多分先生も、１番油断する時間なんだ。
……この進学校で落ちこぼれた僕らは思う。
"どこかで見返さなきゃ。
やれば出来ると、親や友達や先生達を。"
────"やれば出来ると。"────
タイミングを見計らいナイフを先生に突き刺す。
────読まれている。
先生の顔に向かって出したナイフは腕を抑えられて顔の少し前で止まっていた。
「言ったでしょう。もっと工夫を────」
────"どんな手を使っても。"────
────計算、通り。
────だから、この次は────
先生の首に腕を回す。
殺気なんて感じさせない位穏やかに笑いながら。
──────首に、手榴弾をかけて。
「にゅ……にゅや！？」
寺坂くんがボタンを押す音が聞こえた。
ﾊﾞｧﾝ！
爆発音とともに僕の意識は一旦途切れた。
第６話……説教の時間。２限目。→←そして皆にやり返される夢主ちゃんの反応！
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 月夜見さん» あ、気付きました？w 僕のお気に入りなんでカゲプロが入ってる作品の背景画像これにしてるんですよwwww …遅くなりましたが閲覧＆コメントありがとうございます！ (2017年8月17日 19時) (
レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見 - 後ろwww画像がwww (2017年8月17日 11時) (レス) id: 0d6bbed6b0 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 春星 千風波さん» 閲覧＆コメントありがとうございます！た、楽しみにしてくださるなんて光栄です…！男扱いされるのはそのカッコいい口調なのでは…？((ぶ、文才…あるんですかね…(苦笑)書きますっ、書かせていただきます！！……ん？他の作品…？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
春星 千風波 - 面白かった。はよ続きかけ。なーんてな。 面白かった。楽しみにしてるからな？頑張ってくれ。 いつもコメントみたやつに、男扱いされるが、女だから。 文才、私と違って在る作者さん、続き書いてくれるよね？(黒笑) 待ってるからな？ じゃ、また他の作品で。 (2017年8月12日 11時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 渚さん» えっえっ、文才ありありなんて…(言ってない)本当にありがとうございます！ぜひ頑張らせていただきます！！ (2017年5月29日 1時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪(さくらゆき) | 作成日時：2016年4月3日 13時
