第４話……説教の時間。予習。 ページ18
〜渚side〜
いつも通り授業を受けていると、昼休みのチャイムが鳴り先生が中国へ麻婆豆腐を食べに行った。
その様子を見ていた皆が先生について話し始める。
「分かる〜。放課後に数学の勉強教わって、次のテストの点数良かったも〜ん♪」
そんな倉橋さんの言葉が聞こえてきた。
「ま、でもさ〜、所詮俺らＥ組だしなぁ…」
「頑張っても仕方ねぇけど……？」
三村くんと岡島くんの言葉で教室が静かになった。
───そう。
超音速でタコ型の超生物。なのにあの先生は、何故か普通に先生している。
僕らも同じ。
即席の殺し屋であるのを除けば普通の生徒だ。
けど、僕らＥ組は、少しだけ普通と違う。
「おい渚」
不意に声をかけられ、振り返ると。
「ちょっと付き合えよ。暗殺の計画、進めようぜ」
寺坂くん達が外を指差しながら誘ってきた。
……僕は、間を開けて頷く。
「あのタコ。機嫌によって顔の色が変わるだろ？
観察しとけって言ったやつ、出来てるか？」
「…………一応…余裕な時は、緑のしましまなのは………知ってるよね」
そこから、観察した結果を述べていく。
「面白いのは、昼休みの後で…「俺は知らなくて良いんだよ」
さっきまで目の前の階段に座っていた寺坂くんが僕の方に歩いてきて、対先生用のナイフの先を僕に向けてきた。
「作戦がある。アイツが１番油断してる顔の時に、お前が殺りにいけ」
「ぼ、僕が？ で、でも…」
「良い子ぶってんじゃねぇよ。俺らはＥ組だ」
寺坂くんは言う。脱落組、エンドのＥ組…あらゆる面で差別されるような僕達が１０億手に入れるチャンスなんて、この先一生回ってこない、と。
「抜け出すんだよ、こんなクソみたいな状況から。
………たとえ、どんな手を使ってもな」
何かの包みが落とされキャッチすると、さっきまで肩を組んでいた寺坂くんが離れ、他の２人と笑いながら戻っていく。
「しくじんなよ、渚くん」
───"渚の奴、Ｅ組行きだってよ"
───"うわ。終わったな、あいつ"
Ｅ組行きが決まったときに呟かれた会話が頭の中に響いてくる。
僕の周りから、人が消えていく。
ﾋｮｫｫ
風を切るような音がして振り返ると、先生がミサイルを持って帰ってきた。
少し会話をして、戻ろうと…思っていた。
「いえいえ。狙われるのは力を持つ者の証ですから」
──そっか、分からないよね。
皆に力を認められている怪物に、………認識さえされなくなった人の気持ちなんて。
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 月夜見さん» あ、気付きました？w 僕のお気に入りなんでカゲプロが入ってる作品の背景画像これにしてるんですよwwww …遅くなりましたが閲覧＆コメントありがとうございます！ (2017年8月17日 19時) (
レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見 - 後ろwww画像がwww (2017年8月17日 11時) (レス) id: 0d6bbed6b0 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 春星 千風波さん» 閲覧＆コメントありがとうございます！た、楽しみにしてくださるなんて光栄です…！男扱いされるのはそのカッコいい口調なのでは…？((ぶ、文才…あるんですかね…(苦笑)書きますっ、書かせていただきます！！……ん？他の作品…？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
春星 千風波 - 面白かった。はよ続きかけ。なーんてな。 面白かった。楽しみにしてるからな？頑張ってくれ。 いつもコメントみたやつに、男扱いされるが、女だから。 文才、私と違って在る作者さん、続き書いてくれるよね？(黒笑) 待ってるからな？ じゃ、また他の作品で。 (2017年8月12日 11時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 渚さん» えっえっ、文才ありありなんて…(言ってない)本当にありがとうございます！ぜひ頑張らせていただきます！！ (2017年5月29日 1時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪(さくらゆき) | 作成日時：2016年4月3日 13時
