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Aside
「えっと…窓、って…?」
五条さんに恐る恐る聞いてみる。
窓ってあの窓?
ガラス張りの、アルミニウムの枠にはまってるあの?
「あぁ!説明が足りなかったね!Aは、呪いって知ってる?」
呪い…
ぼやぁとした範囲でしか分からないけど、何となくわかるような気がする。
「五寸釘で打ったりするアレですか?」
「んー、ニュアンスは合ってるかな。呪いっていうのは、人の負の感情から生まれるんだ。怖いとか、辛いとか」
負の感情_
「Aは、お化けが見えるよね?」
「はい…」
「そう。それが呪い。呪いが具現化したもの。僕たちはそれを、"呪霊"って呼んでる」
お化けが、呪い?
私が今までお化けと認識してたのは、呪い_呪霊だったってこと?
「呪霊は人の負の感情を好む。負の感情が大きければ大きいほど、濃ければ濃いほど、呪霊は強いものになる」
「それを祓うのが、僕たち"呪術師"。呪霊を使って一般市民に危害を加える人間が"呪詛師"。端的に言えば僕たちの敵だね」
「窓ってのは、呪霊とか、呪詛師とかの目撃情報を呪術師に伝える役割だよ」
「はぁ……」
「呪霊には階級があってね。割と細かく分けられてるんだ。その階級に見合った術師が派遣される」
「なるほど…?」
「んで!なんでAが窓に推薦来たかって言うとね!」
そうだ。
何で私なんだろう。
多分、他にも呪霊に詳しい人はいっぱいいて、私じゃなくても良いはずなのに。
「君には、宿儺の呪力が流れてる。宿儺の呪力は微量でも沢山の呪霊が寄ってくる。だから高専で預かろー!ってことになったから」
「コウセン?」
「東京都立呪術高等専門学校。通称高専。窓になったら自由に出入り出来る。ま、預かるって言っても保護観察対象なだけだけどね」
__宿儺さんは、危険なの?
心の中からそう聞こえる。
私の本能だろうか。
私のことを護ってくれたのに。
「宿儺さんは、危険なんですか?」
「危険だよ」
間髪入れずに、そう言われた。
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うゆに塩湖(プロフ) - シンアさん» もうほんっと下々先生?!みたいな感じになりまして、、めちゃくちゃ原作壊すことになりそうですけれども我貫きます!コメントありがとうございます! (2023年3月30日 18時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 狼派さん» 無事進級出来ます!更新頑張ります! (2023年3月30日 18時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - 青鏡さん» コメントありがとうございます!返すのが遅くなってしまいました、、すみません、、。更新頑張ります! (2023年3月30日 18時) (レス) @page10 id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - お久しぶりです!ほんとに…夢女の私たちからするとはっ!?って感じでしたよね…自我貫き倒しちゃってください!負けると思ってないから言質とらせたっていうのでも…櫻井さん変わらなくてほんとに嬉しいです!楽しみに待ってます! (2023年3月30日 17時) (レス) @page10 id: 8fbd4c44cc (このIDを非表示/違反報告)
狼派(プロフ) - りょーかいです!このお話とっても好きです!学校頑張ってください!まってます! (2023年1月28日 8時) (レス) @page9 id: 7687561dfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2022年12月24日 13時