偽りの笑顔2 【紫】 (ページ12)

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桃「グループ組む前から俺らそれなりに仲良かったけどな、やっぱり先輩後輩の線引きってあるやん？でも、デビューしたらみんな一緒なんやから、それはない方がええやろ、って。タメ口で言うてええよ！って言うてくれたんも濵ちゃんからやったよ。」

『そうやったんや。今日のレッスン時も、呼び捨てやしタメ口やしでおかしいな思うててん。』

桃「へへッ、あの頃には考えられへんな！俺からしたら兄組みーんな怖かったし！」

『望はまだ中学生くらいやったもんな。』

桃「うん！おっきなったやろ！」

『大きすぎるわ。流星も。』

青「濵ちゃん縮んだ？」

『アホか！身長は変わってないわ！wwたく。天然は変わらんねんな。』

桃「もぉ！また話しそれた！で！？今日は一緒に寝てくれるでいいんよな！」

『あぁ、もぉ、しゃーないか。今日はみんなで雑魚寝しよか！』

桃「やったー！！」

『わっ！ちょぉ望！いきなしくんなや！』

桃「へへ！」

飛びついてきた望を受け止めて、ふと顔をあげれば、ニコニコしてる流星と目が合った。

『ほら！流星！』

片手を広げれば、えぇー、と照れくさそうに近づいてきた。
いや！来るんかい！！

望とは逆にゆっくりと来た流星を空いている手で抱きしめる。

『ふふ。なんや男3人で何やってんねんって感じやな。』

桃「えぇの！男の友情確かめてるの！」

青「友情ゆうよりメンバーの絆？」

桃「うわー！流星がカッコつけたー！」

青「お前どつくぞ！」

俺の知らない流星と望。

俺がメンバーに入ってデビューしてなかったら、きっと二人の関係も変わったものになってたんやろうな。

その日の夜。

お望み通り、リビングに布団を敷いた。

俺を真ん中にして3人で川の字を作って眠る。

夢の中の俺は、誰かと一緒に歌っていた。

楽しそうに笑っている俺は、いったい誰と歌ってたのだろうか。

すごく、幸せな夢だった。

→

作者より。
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思いのほか、青桃との時間が長くなってしまいました。
こんな感じでダラダラと書いていますがいかがでしょうか。
どうにか、紫さんが記憶を取り戻せますように。。。

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