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#103 ページ4

『引き止めてくれたら嬉しいなぁって。…そう思って言うたけど、神ちゃんは引き止めてくれんかったから。あぁ、そうゆうことなんやなって思ってん。やから、辛くなる前に早く出ていこって、、、』

「はァ〜。もぉ。アホやなぁ。素直に言うてくれたら良かったのに。」

『だって、不安やったんやもん。』

「俺も、不安やったよ。しげが、俺の腕ん中から離れてまうこと。」

『神ちゃん。』

「メンバーと寝ること提案したんは自分やのに、どんどん嫉妬で狂ってく自分がおんねん。やから、これ以上気持ちがおっきならんように、ちょっと離れてみたりもしたけど、やっぱあかんくて、そしたらしげは寝られんくせにどんどん離れようとするから。」

『神ちゃんも同じやん!なんでもっと早う言うてくれんかったんよ!』

「……。俺は最初、しげと一緒になりたい気持ちより、グループが壊れる方が怖かったから。」

『あっ、…そっか。』

「ごめんな。しげには申し訳ないと思う。けど、俺にとっての1番はグループやったから。だから、自分の気持ちに蓋しようと思ってた。この気持ちは、一生黙っとこうって。
でも、やっぱりアカンな!自分の中で気持ち認めてもうたら頭ん中そればっかりになってたわ!」

『うん。俺も、神ちゃんのことばっかり考えてたよ。』

「…ん。ありがとう。しげが俺を頼ってくれる。必要としてくれてる。それが嬉しかったんよ。嬉しかったから…、昨日のことは余計に辛かったわ。」

『昨日?』

「…ここはもう、しげの帰るとこやないんやな。って…」

『ハッ!だってあれは!…あれは、』

「わかってる。しげもいろいろ考えてたんよな。けど、しげのそばにおれんって思ったら、俺、悔しいてさ。どうにかして引き戻さな。って、舞台中もそればっかりか考えてたわ」

『えっ!!うそやん!ごめん!!』

「ハハ、冗談やって!大丈夫!舞台はちゃんと集中してる!」

『もぉ!!』

「ふふ。…なぁしげ?…改めて聞いていい?」

『ん?』

「俺と、付き合ってくれませんか?」

『//////お願いします/////』

「ありがとう!」



照れて真っ赤なしげを、もう一度抱きしめる。

しげの腕が背中に回った。さっきまで抱きついてたのとは変わって、照れてんのかキュッと俺の服を掴むだけ。

可愛すぎる!


そんなしげを抱きしめながら俺は誓うよ。

これから先は、他の誰でもない。

俺がしげを支えるんやと。






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作品ジャンル:タレント
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あおい(プロフ) - 続きが次の日の楽しみで活力です笑笑 (5月21日 0時) (レス) id: 7f31463400 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 早く続きみたい!!😖 (5月14日 10時) (レス) id: 7f31463400 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - こんにちは!このストーリー大好きです!是非続き見させてください! (2022年12月18日 9時) (レス) @page13 id: 46e7d5576d (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 無理のないように続きを更新して欲しいです! (2022年1月25日 17時) (レス) @page13 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
カドケシ(プロフ) - 続きが読みたいです〜!! (2022年1月16日 21時) (レス) @page13 id: 05636aee53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キリアイ | 作成日時:2021年11月22日 20時

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