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「なぁしげ!」
『なぁ神ちゃん!』
かぶってもうた。
『あ、なに?』
「いや、しげ先にどうぞ!」
『え、あ…うん。…あんな、神ちゃんにお願いがあんねん。
……もっかいだけ、俺と寝てくれへんかなぁ?』
「……え?」
『その…、この前一緒に寝た時さ、1回も起きずに朝まで寝れたんよ……。
それが、自分でもビックリでさ…。
それで…、最近寝れてないから…神ちゃんおったら、また、寝れるんかなぁって……』
自分でも、すごいお願いしてるって分かってる。
俺の声も、だんだん自信が無くなってくように小さくなってもうた。
チラッと目線を上げれば、ビックリした顔で口開けてこっちを見てる神ちゃん。
やばい!呆れられてる!?
『あッ!! 神ちゃんがイヤやったらええねん!!てか、男2人で寝るなんてやっぱ嫌やんな!!そうや!俺なにゆーてんねやろ!!』
「しげ!」
『ッはい!!』
「俺、嫌とちゃうよ?むしろ、しげに頼ってもらって嬉しいよ!!」
『…へ?…そーなん?』
「おん!それに、俺もさっき一緒に寝ようって言おうと思っててん!」
えー、うそや………
マジで……?
ええんかな…
でも……
俺が、でも!とか、いや!とか、
いろいろ言いかけてる間に神ちゃんは
荷物置いて準備してくるな!
って嬉しそうに行っちゃった…。
ほんまに……
良かったんかなぁ……。
なんて思ってたけど、
お互いに寝る準備して、
電気を消したベットに入れば、
意識が遠くまで速攻やった。
そして気づいた時には、
すでにカーテンの隙間から光が漏れていた。
隣を見れば、まだ気持ちよさそうに寝てる神ちゃん。
あぁ。俺はまた、朝まで起きずに寝れたんや。
1人の時にこんなにもしっかり寝るのなんて、この仕事始めてからそうそうないんちゃう?
不思議やな。
1人の時と、神ちゃんとおる時、朝のスッキリ具合がちがうねん。
なんかこう…上手く現せれへんけど、嫌なもん全部消えた感じ…。
やっぱり俺、いろんなストレス溜めちゃってんのかなぁ…。
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん!あたたかいコメントありがとうございます!レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします! (2021年1月9日 12時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました!緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください!! (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キリアイ | 作成日時:2020年11月27日 23時