#25 桃×赤の夜 /桃side ページ25
「桃」『赤』
―――――――
今日はしげと一緒に寝る日。
しげはドラマの撮影で遅くなるっていうから、合鍵借りて先にしげの家に来た。
軽くたべれるものを作ったら、テレビを見ながらしげを待つ。
あいつも、がんばってんのかなぁ…
しげが俺らの前で倒れたあの日。
俺は何もできんかった。
淳太や照史はそうやけど、�陲舛磴鵑泙任發�すぐに駆け寄って対応してた。
なんも出来んかったのは俺と流星……
ただ、その場で倒れたしげと、支えてる神ちゃんを眺めてた。
緑「しげが倒れたんは俺のせいなんや！」
急に、その言葉だけが耳に入ってきた。
それまでは、誰が何を言っているかなんて意識していなかったのに。
神ちゃんの声…やったよな。
意味がわからん。
おれのせいって、神ちゃんのせい？
なんで！？
桃「…どうゆうこと？」
自然と声が出た。
桃「しげが倒れたん、神ちゃんのせいなん！？なんで！？」
机越しに身を乗り出せば、隣にいた流星に肩を掴まれ止められる。
桃「離して流星！なぁ神ちゃん！しげになにしたん！！！」
自分でも、キツい言い方になってるのは分かっているが、止められない。
青「望！今はやめとこ、」
桃「なんで止めるん！？ なぁ！神ちゃん！！何知ってんの？！しげ、なんで倒れたん！？
………しげ、病気なん？」
考えたくないことを考えてしまい、最悪の状態が脳裏をよぎる。
もし、しげになんかあったら…
それを、ずっと隠されていたのなら…
俺は、神ちゃんを許されへん。
青「望。今は神ちゃんも気が動転してるから。その話はこんどにしよ。」
俺は、流星に連れられて部屋を出た。そのまま、2つ先の空き部屋に入り、ソファに流星と一緒に腰を下ろした。
流星は、何も言わない。
静かな時間が続いた。
さっきの反応からしても、流星も俺と同じで知らんかったはずや。
なのに……
桃「なんで流星は怒らんの？」
青「ん？」
桃「しげのこと…流星も知らんねやろ？だったら、なんでさっき聞かへんかったん？！気にならんの？！心配やないん！？」
青「………心配に決まっとるやろ。」
流星の、低い声が部屋に響いた。
それが、なぜかぐさりとささる。
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！あたたかいコメントありがとうございます！レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします！ (2021年1月9日 12時) (
レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました！緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください！！ (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2020年11月27日 23時
