#13 相方の隠し事 /緑side ページ13
最近、しげの様子がおかしい。
なんていうか、楽屋とかでもボーッとすること増えてん。
まぁ、話しかければいつものしげに戻んねんけど、誰も見てない時の一瞬の表情が、一気に暗くなる時がある。
ドラマの仕事が続いてて、撮っても撮っても新しい作品、新しい撮影。
こんだけ忙しかったら、そろそろ寝れてないんちゃうかなぁ。
そうは思っていても、ありがたいことに俺の方もお芝居の仕事で忙しくさせてもらってる。
今声をかけたところで、一緒に寝ることはできん。
もう少し……。
もう少ししたら俺が落ち着くから……
そしたら、声かけてみようかなぁ。
そういえば……
最後にしげと寝たの……
いつやっけ…。
そんなことを考えてる矢先やった。
しげが倒れた。
俺の目の前で。
最初はただのふらつき。
心配で椅子に座らしたのに直ぐにまた立ち上がったもんやから、一気にしげの意識が飛んでった。
俺の方に倒れてくるしげをささえながら、俺の血の気が引いてくのがわかる。
アカン。
どうしよ…
しげが倒れた…
俺のせいや…
俺がちゃんと見てなかったから…
声かけてなかったから…
しげ…、ごめん……。
なぁ………頼むから……、
目ぇ開けてぇや……しげ……。
しげ！！
黄「神ちゃん！！！」
『！！！…淳太…』
黄「神ちゃん、大丈夫やから！今マネージャーが救急車呼んでるから！」
その声と同時に辺りを見渡せば、
机を挟んだ向こう側で状況が掴めずに立ち尽くしているツインと、部屋の入口でマネージャーに説明している�陲舛磴鵑�見えた。
俺の隣では照史がずっとしげに呼びかけてて、目の前には淳太。
黄「神ちゃん！聞いてるか！？」
肩をゆすられながら言われ、やっと淳太と目が合った。
「淳太…どうしよ…しげ…しげが……」
黄「おん。今救急車呼んでる。大丈夫やから！」
そう言った淳太の手が、俺の頬を触ってそこに流れる水をぬぐった。
え…俺…泣いてるん？
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！あたたかいコメントありがとうございます！レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします！ (2021年1月9日 12時) (
レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました！緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください！！ (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2020年11月27日 23時
