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#43 ページ43

あかん!予定の時間押してもうた!!




この時間には帰れるだろうというヨミは大幅にはずれ、やっと帰宅の連絡をしたのはいつも寝始める時間帯。


しげに今から帰ると伝えれば、『了解』とだけ返ってきた。


智洋ほんまごめんな。なんやったら先に寝とき!


しげあほぉ。寝れるわけないやん。



それを見て、あぁ、頼ってくれているんだ。と嬉しくなった。




「しげ!ただいまぁ!」


玄関を開けてすぐに声をかけたのに、期待していた返事は帰ってこない。

あれ?出かけた?でも靴もあるし電気もついとる。


聞こえてないんかなぁ?


そう思いながらリビングに入るが、そこにもお目当ての人はおらず…。


代わりに、テーブルの上にメモが置いてあった。


【おかえり。仕事お疲れ!飯、良かったら食べてな。眠くなってきたから、今日は1人で寝てみます。】


え、どうゆうこと?


1人でって、どこで?


キョロキョロするがやはりリビングにはいない。ということは…




俺は寝室のドアをゆっくり開けた。




そこには、俺が出してたクッションを抱きながら気持ちよさそうに寝ているしげがおった。




わ、ほんまに寝てるやん。




けど、実際のところ1人で寝る日もあるわけやから、1人で全く寝れないわけやない事を思い出した。


そうか。睡眠時間短いだけやもんな。


別に、くっついとらんでもええわけや。




そう思うと、急に寂しくなる。


心のどこかで、しげはいつまでも俺を頼ってくれるものだと思っていた。


俺が隣にいないといけないと、勘違いしてしまっていた。




そうやん。


別にしげが寝れるならそれでええねん。


そのために俺がおるんやから。




なのに…


なんでやろな。




涙が止まらんのよ。





しげが、遠くに感じられた。




先程から、変わらず寝続けてるしげ。


その寝顔をずっと見てまう。


昔から、なんも変わらん。


可愛いらしいしげがそこにおる。




静かやったらなぁ〜!


ってようみんなに弄られてるけど、この可愛らしい顔を他のヤツらも見てたんかって思うと…。








はぁ。


俺、最近こんなんばっかりや。




今は、しげが寝れてるってだけ良いと思わなあかんのに。




なのに…



あかんな。





なぁしげ?


俺、もう無理かもせーへん。

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設定タグ:重岡大毅 , 神山智洋 , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん!あたたかいコメントありがとうございます!レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします! (2021年1月9日 12時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました!緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください!! (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キリアイ | 作成日時:2020年11月27日 23時

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