#41 ★ ページ41
「なぁしげ。俺がいつ、お前のことウザイって言った？俺、そんなことひとつも思ってないよ。」
『……嘘や…だって、今日の神ちゃん、全然俺の事見てくれんやん…。この抱き枕やって…。
「抱き枕？」
『これ、今日一緒に寝るん嫌やったから、これ抱いて寝ろってことやろ？
……俺頑張ってん！この枕持ったら神ちゃんの匂いしたし。これだけでもいけるかもって！！
神ちゃんが、お風呂から上がるまでにこれで寝ようって。けど、やっぱり違くて…頑張っても寝られへんくて…』
赤くなっていたしげの目から、またも涙があふれた。
「しげ……」
俺は、泣いてるしげを抱きしめる。
おそるおそる、でも手がかかればすがるように、俺の背中にもしげの手が回った。
『…神ちゃん！！』
胸元から、しげの嗚咽が聞こえた。それを聞きながら、ゆっくりとしげの背中や頭を撫でてやる。
「…しげ。俺の話聞いてくれる？」
抱きしめたままの状態で話しかければ、少しの間の後に腕の中でうなづいた。
「……しげ。俺な、しげと寝たくないとか、ウザいとか、全く思ってないよ。」
『…けど、枕…』
「それは、前に楽屋でクッション抱っこして寝れたことあったやろ？なんか抱きついてたりしたら落ち着くんかなぁって思ったから、少しでも安眠の助けになればって出しただけやん。」
『……そうなん？』
「そうやで！！むしろ、今夜の相手に俺を選んでくれて嬉しいよ！」
『……けど……』
「まだなんかあるん？」
『……イラつくって、言うたやろ？屋上から楽屋戻る時…。あれ、なんの事？………俺の事やったんや…』
「え……、あっ…ちゃうよ！！あれは、……いろいろあってん。」
さすがに今は、俺以外と一緒に寝てるメンバーに嫉妬したとか言えんwww
「しげは気にせんでええから！自分にイラついてただけやから。」
『……神ちゃん、大丈夫？俺に出来ることない？』
「大丈夫やで！ありがとう！あ、それよりさ！今日はもう寝よや！俺とやったら寝れるんやろ？」
『……うん。……神ちゃんがいい。神ちゃんやないとあかんねん。よろしくお願いします。
…あ！でも、神ちゃんが忙しい時は、他のメンバーと頑張るから！』
あ、うん…。
他のメンバーとは頑張らんでええかなww
まぁ、この気持ち伝えるんはまた今度でえっか！
「なぁしげ。…俺がしげを支えるから。しげもちゃんと俺を頼ってや？」
『うん…。ありがとう神ちゃん！』
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キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！あたたかいコメントありがとうございます！レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします！ (2021年1月9日 12時) (
レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました！緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください！！ (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2020年11月27日 23時
