�� ページ6
1人、家に帰ってきた。
ほんまは、2人で帰ってくる予定やった家。
電気をつければ、愛犬たちが寄ってくるけど、それに付き合えるほど俺は元気やない。
何もする気になれんくて、かばんも上着もその辺に投げ捨ててソファにダイブする。
力なく預けた体がソファに沈んだ。
床の方にだらんと垂れた俺の手を、2匹が舐めてくる。
なぁ、俺、やっぱりあかんかったんかなぁ。
高身長のイケメンは年下で、可愛くて、一緒におる時間が長くなるにつれて好きになってた。
やから、あいつから好きやと言われた時は嬉しかってん。
これでもかと抱きしめたし、抱きしめてくれた。
幸せやった。
けど、そんときの俺は忘れててん。
うちのグループが、スキンシップ多いマンばっかりやってこと。
仕事でも、楽屋でも、隙があれば誰かが誰かに絡みに行く。
抱きついたり、だきついたり、ダキツイタリ、、、
その相手が大好きな人やとなおさら、俺の中での黒いもんが動き出す。
正直、そんなとこ見たくないのに、やめてほしいと素直に言えんのは、年上なことを気にしてまうから。
そんなことでメンバーに嫉妬するなと、言われそうで怖い。
俺は、望に嫌われたくない。
∞∞
―ピンポーン！ピンポーン！―
チャイムが鳴った。
望かな！？
そう思ってしまったのは、それだけ追いかけてくれると期待したから。
でも、今の状況で会うなんてできひん。
嫉妬のイライラ、ぶつけてまうだけやから。
よし。居留守を使おう。
そう思ったのに、ガチャガチャと鍵が開き、音を立てて入ってくる足音がする。
あぁ、合鍵って不便やな。
みんなも気ぃつけや。
1度渡してしまったら終わりやで。
「照史ッ！照史！どこ！？」
慌しく入っきた奴が、俺を見つけて近づいてくる。
直ぐに目をつむり寝たフリをすれば、その騒がしさも一瞬で静かになった。
「あき、と？寝てるん？」
そうやな。このまま寝たフリしてたら話さんでもええな。
今日はこのまま、帰ってくれんかなぁ。
「なぁ、照史……。ホンマに寝てるん？」
寝てるよ。やからはよ帰って。
「照史…起きてや……なぁ。」
起きひん！今回ばかりは怒ってんねん！
かまってもらえん俺の気持ち、望もわかればええ！
「……なぁ照史。ごめん。
俺ら、もう、無理なんかな…」
→
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禮鬼(プロフ) - 書いていただき、ありがとうございました！家と外のｷﾞｬｯﾌﾟに悶えました(笑)強がるのも甘えるのも、橙が可愛かったです！黄のｱﾄﾞﾊﾞｲｽで動く2人が、良かったです。更新、キリアイさんのﾍﾟｰｽで頑張って下さい！これからも、楽しみに待ってます！ (2021年12月13日 3時) (
レス) @page44 id: 0c9248c104 (このIDを非表示/違反報告)
リーヌ(プロフ) - リクエストお願いしたいです！橙×黄で頑張りすぎてしんどくなった黄を橙が甘やかす話を読みたいです。いつも楽しく読ませて頂いています。 (2021年11月6日 21時) (レス) id: 062670f678 (このIDを非表示/違反報告)
禮鬼(プロフ) - 返事が遅れてすみません！承諾いただきありがとうございます！難しいの頼んでしまいすみません…いつまでも待ちます！キリアイさんのタイミングで、更新頑張って下さいね♪応援しています((o(^∇^)o)) (2021年11月6日 17時) (レス) id: 0c9248c104 (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - 禮鬼さん» いつもリクエストありがとうございます！緑橙ですね！橙、それも年下への甘え、難しそうですがやってみます！またいつもの様にお時間頂きますのでお待ちください！^^* (2021年11月1日 22時) (レス) id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
禮鬼(プロフ) - お久しぶりです。緑橙で甘えて欲しい緑は、楽屋でも甘やかすけど、中々甘えられない橙が、赤桃に取られると思って、恥ずかしがりながらも楽屋で甘える橙の御話をお願いします！大丈夫ですか？ (2021年10月31日 15時) (レス) id: 08ef3a28cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2021年5月23日 11時
