�� ページ11
紫side
―――――
しげがおる。
そう聞いて楽屋を訪れたのがあかんかった。
扉を開けたそこには、淳太にだきつくしげちゃん。
もう、絶望でしかない。
ほんまはまだ時間あったけど、あの場所におるなんてできんくて急いでその場を離れようと思ったのに…。
つかまってもうた…
多分、話したいことあるんやと思う。
話したいこと…
別れよ、って言われるんかな…
だって、さっき淳太に抱きついとった。
多分、俺と別れる話してたんや。
仕事、終わらんかったらええのになぁ…。
……
すげぇ…有言実行ってか、、
ドキドキしながら家に帰れば、ちゃんとドアの前にしゃがんで待ってた。
「�陲舛磴鵝�おかえり！」
なんやねん。そんな笑顔見せんなや。
家の中に入っても、なにからどう話していいかわからんくて、俺の帰ってからのルーティンをこなす。そんな俺を、しげはリビングから見てた。
「なぁ…」
いやや。話しかけんで。まだ聞きたくない。
そう思ったら怖くなって寝室へと逃げた。追いかけてくるの知っとるけど、他に隠れる所ないんやもん。
ふとんを頭からかぶって丸まると、ギシッて音とともにベットが沈んだ。
「…�陲舛磴鵝�」
しげの甘ったるい声。
2人の時にしか聞かん声。
大好きな声。
そんな声で、これから言われることを想像するだけで涙が出てくる。
『しげのあほぉ｡｡｡もぉくんなや｡｡｡』
「もぉ〜、なんでそんなことゆうん〜？ 」
『…お前は、淳太んとこにでも行けばええやんか』
「……は？」
『どうせ、年上やのにミスばっかしてまう俺の事なんか、嫌いになっちゃったんやろ？俺はええねん。みんなの力になってない俺が悪いねんから。やから、もうええから、早う帰れや！』
「それ、ほんまに言うてんのか？」
『当たり前やろ！もうおれんとこなんて来んでええから！』
「……なら、布団から出てきてや。出てきて、こっち見て話せ。」
布団を思いっきりはぐられて、しげとの目線を合わされる。しげ、怒ってる。当たり前か。
もうええねん。最初から、フラれるねんから。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
禮鬼(プロフ) - 書いていただき、ありがとうございました！家と外のｷﾞｬｯﾌﾟに悶えました(笑)強がるのも甘えるのも、橙が可愛かったです！黄のｱﾄﾞﾊﾞｲｽで動く2人が、良かったです。更新、キリアイさんのﾍﾟｰｽで頑張って下さい！これからも、楽しみに待ってます！ (2021年12月13日 3時) (
レス) @page44 id: 0c9248c104 (このIDを非表示/違反報告)
リーヌ(プロフ) - リクエストお願いしたいです！橙×黄で頑張りすぎてしんどくなった黄を橙が甘やかす話を読みたいです。いつも楽しく読ませて頂いています。 (2021年11月6日 21時) (レス) id: 062670f678 (このIDを非表示/違反報告)
禮鬼(プロフ) - 返事が遅れてすみません！承諾いただきありがとうございます！難しいの頼んでしまいすみません…いつまでも待ちます！キリアイさんのタイミングで、更新頑張って下さいね♪応援しています((o(^∇^)o)) (2021年11月6日 17時) (レス) id: 0c9248c104 (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - 禮鬼さん» いつもリクエストありがとうございます！緑橙ですね！橙、それも年下への甘え、難しそうですがやってみます！またいつもの様にお時間頂きますのでお待ちください！^^* (2021年11月1日 22時) (レス) id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
禮鬼(プロフ) - お久しぶりです。緑橙で甘えて欲しい緑は、楽屋でも甘やかすけど、中々甘えられない橙が、赤桃に取られると思って、恥ずかしがりながらも楽屋で甘える橙の御話をお願いします！大丈夫ですか？ (2021年10月31日 15時) (レス) id: 08ef3a28cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリアイ | 作成日時：2021年5月23日 11時
