�� ページ35
俺用の箱はすぐにカバンにしまって、残りは2つ。
慣れないながらもがんばってラッピングした茶色い包装紙の箱と、ピンクの包装紙に黄色のリボンが巻かれた可愛らしい箱。
どうみてもそそられるのはピンクの方。
茶色は頑張りました感まんさいや。
どう考えても、これを渡すなんてできひんよなぁ。
『はぁぁー……』
「あれ、照史まだおったん？」
突然聞こえた声にビックリして振り返れば、おつかれー、なんて言って入ってくる淳太くん。
やばい！って慌てて後ろ手に隠したけど、何持ってんの？ってバレてもうた。
「何隠したん？」
『あ、いや。これは…』
「ん？…あぁ、もろうたんか！」
『…え？』
「まぁ義理ってわかっててもさぁ、もらえたら嬉しいよなぁー！」
『……そうやな。』
「照史？」
『あ、ごめんごめん。いきなりでビックリしちゃってさ！これ、淳太くんのやで。さっきスタッフさんがおれらにって持ってきてくれてん。』
「え、2つとも？」
あぁあ。結局一緒に渡しちゃった。
『あーおん！2人からなんやない？』
「あぁそうなん？…んー。でも、こっち名前書いてないなぁ。」
『えー、そうなん？は、はずかしぃて中に書いてるんちゃう？』
「あぁ、そうゆうこと？」
『わ、わからんけどな！』
「ふーん。照史ももろうたん？」
『おん！もろうたけど、もうマネージャーに渡しちゃったわ！』
「…なんで？」
『だって俺、チョコ嫌いやん？！』
「ほんでもそれは、」
『ええねん！ええねん！どうせ仕事の接待やん！』
「まぁ、そうやろうけどさ…」
マネ「照史さーん！そろそろ移動しますよー！」
『おぉ！今行くわー！ほな淳太くん！次行かなあかんから！お先やで！』
これ以上おったらバレてまう！
俺は急いで楽屋をでた。
うん。これで良かったんや。
とりあえず、淳太くんは食べてくれる。
それだけで十分や。
気持ちは、伝えれんかったけど。
→
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マロン(プロフ) - キリアイさん» はーい (2021年3月15日 8時) (
レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - マロンさん» マロン様、いつもありがとうございます！赤橙作品を更新していますのでご覧ください！また、�い婆磴辰討い覯�橙のリクエストですが、今回と展開が同じなので、期間を空けて書こうと思いますので、暫くお待ちくださいね。 (2021年3月14日 21時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - (名前)リーヌさん» リーヌ様、遅くなりましたが、リクエスト作品を更新させていただきました。お時間ある時に覗いてやってください！黄桃の初カプ作品となりました。イメージにあっていれば良いのですが…(--;) (2021年3月14日 10時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - (名前ユキさん» ユキ様、お待たせいたしました。頂いたリクエスト作品を新しいところでupしていますので、お時間ある時にのぞいてみてくださいね！ (2021年3月6日 18時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
ナナイロ(プロフ) - 私はかみしげが大好きです！夫婦みたいな、双子みたいな距離感や何も言わなくてもわかりあえているところが大好きです！なので、かみしげの話を書いてほしいです！！ (2021年3月6日 18時) (レス) id: e8246d4427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2021年1月1日 17時
