青桃ー悔しい痛み ページ18
「青」『桃』
青side
―――――――――
『りゅうせー』
「んー？」
『ん！』
「なにぃ」
『んってば！！』
「…察しろってか」
そう言って、手を広げて待つ大きい男を自分の胸へと引き寄せる。
『んん…』
頭グリグリ…
なんやコイツ…
かわいいなww
「どしたん？」
『…みんなにバレた』
「なにがよ」
『……けがしたこと…』
「あぁ。…ええやんべつに」
『…ずっと隠してたのに』
「なに、恥ずかしいん？ww」
『……違う。バレたんはしゃーないし、WESTのリアル見てもらってる感増すからええとは思ってるよ』
「ほな何よ」
『あん時の悔しい気持ち思い出した』
「あぁ、そっち」
『そっちって！俺にとっては！』
「分かってるよ。お前がどんだけあのステージで跳びたかったかってことくらい！けど俺は、望がけがして良かったと思ってる。」
『ッ！！なんでやｯ！流星も応援してくれてたやん！！頑張れよって！！やから俺、頑張って跳ぼうと思ってたのに！！』
「確かに言うたで。けど、不安抱えてる望の台宙なんて誰も見たないよ。」
『…不安…』
「練習ん時から不安やったんやろ？やからあん時失敗してけがしてもうたんやんか。」
『それは…』
「けどな、リハん時は成功して、本番で失敗してみ。それこそ取り返しがつかんかったかもしれん。誰かさんみたいになってたかもしれんやん！」
『…ふふw 誰かさん？』
「そう！誰かさんやwww お前には、今やってる舞台も控えてた。あそこであれ以上ひどくならんかったことは、良かったことやと思わんと！」
『…そっか…』
「おぅ」
『…でも…、
でも！くやしぃんや！！！―ドン！―』
そう言った望は、俺の胸を拳で叩いた。
胸に、衝撃と痛みが広がる。
その痛みと、拳と、望の頭を、グッと自分の方へと引き寄せる。
うん。
わかってるよ。
今、泣いてんねやろ？
悔しかったな。
跳びたかったな。
けど、俺は安心しとるんよ。
お前が、今こうして元気でいてくれてるから。
『りゅーせー…』
「んー？」
『ごめん…』
「なにがよ」
『……胸、叩いちゃった…』
こいつはほんまにww
「そんなん、お前が味わった痛みに比べたら…。やろ？」
『おん……。ありがとう。』
――――――――
突発的に書いてしまった…
あれを見たあとの桃さんを、
きっとみんなが支えていると願って…。
あの日、彼が頑張ってくれたことに感謝ですね。
緑赤ーピアスの呪縛�、�←橙黄ーアイツが家族なら、俺は…？��[完]
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未来(プロフ) - これ開いたまま寝落ちして死ぬほど恥ずかしかった終わった(((仕方がない。最高過ぎるんだ← (2021年1月7日 23時) (
レス) id: d9b566665e (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - マロンさん» こちらをコピーしてお進みください。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kiriai8131yami (2020年12月31日 12時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - キリアイさん» ごめんなさい探しても出てこないのでリンクって貼れますか？ (2020年12月31日 9時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - キリアイさん» 分かりました!! (2020年12月31日 8時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
キリアイ(プロフ) - マロン様。遅くなり申し訳ありません。お話を作る中で、ここに載せるにはあまりにも辛く、新しくページを作ることにしました。お手数ですが作者ページより【WESTに救いの手を】に飛んでください。まだ未完成の状態ですが、必ず完成させますので読んで頂ければ幸いです。 (2020年12月31日 0時) (レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2020年10月17日 11時
