赤緑ー相合傘�� /赤side ページ1
「赤」『緑』
赤side
――――――――
スタジオ収録が終わった。
マネージャーはこの後の仕事組を送らなあかんから、帰宅組の俺は1人で帰ることを選んだ。
でも、建物を出てすぐに気づく。
雨、降ってるやん。
なのに、
今日傘もってへんし…。
家を出る頃はなんともなかった空には分厚い雲がかかり、当分やみそうにないことを知らされる。
タクシーに乗る分のお金を今日は持ち合わせていないし、コンビニで傘を買おうにもそこに行くまでに濡れてまう。
今は大事な作品が控えてる。雨で濡れて風邪をひくなんて絶対にできひん。
どうしたもんかと悩んでいる時やった。
『あれ。しげ？どうしたん？』
振り返ったそこにいたのは、神ちゃん。
その姿を見るだけで、俺の鼓動が早く打ち始める。
「神ちゃん…なんで、」
『ん？あぁ。さっき電話あってさ、この後の仕事キャンセルになったんよ！！』
「あ、そう、なんや…」
『しげ、今日はもう帰るんやろ？こんなとこでどうしたん？』
「え、あ。いや、傘忘れてもうて、どうしょーかなぁって思ってたとこや」
『あぁー！そうゆうことか！！なら、、一緒に帰ろうや！』
神ちゃんのバックからでてきた折り畳み傘。
大きいとも、じょうぶとも言えんそれに、入れて！とはよう言わん。
「神ちゃん、気持ちは嬉しいけど大丈夫やで！それやと2人とも入られへんくて濡れてまうやろ！神ちゃん、今稽古前の大事な時期やしさ、俺のことはええから、、、、、神ちゃん？」
話してる途中、神ちゃんの表情が曇っていったことで話がとまる。なんで、泣きそうな顔してるん？
『……やん。』
「え？」
『しげだって今、大事な時やんか。なのに、俺だけ傘さして帰るなんて出来ひんもん。』
あぁ。この子はそうゆう子やったな。
やさしくて、男らしくて、可愛らしい。
そんな神ちゃんやから、俺は………
→
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キリアイ(プロフ) - ゆいさん» リクエストありがとうございます！青桃バージョンですね！構成ができそうなので書きますね！少しお時間頂きますのでお待ちください！ (2021年11月1日 23時) (
レス) @page23 id: c611dfe356 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - もう遅いかもしれませんが…孤独な雨、青さんの場合も読みたいです！ (2021年10月31日 15時) (レス) @page16 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン黄橙(プロフ) - 孤独な雨紫希望です！！ (2021年10月28日 19時) (レス) @page16 id: 0cd046be96 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 孤独な雨緑さん希望です🙇♂️ (2021年10月28日 12時) (レス) @page16 id: 37b1268e5c (このIDを非表示/違反報告)
えん - 孤独な雨は赤さんが良いです！ (2021年10月28日 6時) (レス) id: dbc7bedb17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリアイ | 作成日時：2021年6月20日 9時
