【ｼｬｰﾏﾝｷﾝｸﾞ】少女の誓いは刀と共に (ページ8)

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５話いざ、試合観戦へページ8

「…全く、呆れた！」

風は葉を殴った後、民宿炎から出ていた。
それは彼…葉の態度に呆れたからである。
『せめてもう少し褒めてくれたっていいじゃないか』、
と隣にいる霧雨に聞こえないくらいの声で

『なぁなぁ、風～僕聞いちゃったんだよね。…葉の最初の試合の日』

「だからなんだ？」

『見に行かね？』

・
・
・

「は？」

霧雨がいきなりそんなことを言ったので驚いた。
１テンポ遅れた返事をした風はただただ霧雨を見つめていた。
目の前にいる少女は自分に向かって
キラキラとした無邪気な子供の目をこちらに向けていた。

『だってさ！僕らと葉…だっけ？そいつとの試合の日違うしぃ？』

「…ふざけるな、アイツの戦いだろ」

『でもさぁ～気になるじゃん？気になるだろ？なっ！？』

「まぁ、気になるには気になるが…」

それは確かだ、確かに気になる。
ここ数年会っていなかったのだから。
彼が数年の間、どんな実力をつけたのか思いの強さを見たかった。

だが、彼も敵になるのではないか？
おそらくこのＳ.Ｆに参加するならシャーマンキングを目指しているのだろう。

風も巫女の血を引いた…歴史あるシャーマン一家の生まれだ。
必ずシャーマンキングになって、大切なものや人を守る夢がある。

でも―――――――――――――――――

「…決めた、行こう」

『そー来なくっちゃな！さすが僕の相棒だな！』

ついに風は決心をし、葉の戦いを見ることにした。