【ｼｬｰﾏﾝｷﾝｸﾞ】少女の誓いは刀と共に (ページ6)

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３話再会ページ6

「それで…葉はいるか？」

「いるわよ」

『うっわ、無愛想』

「何か言った…？」

ジャラッ…

『あ、何でもないっす。だから手に持ってる数珠をしまってください』

「ハァ…」

霧雨の発言に少しイラッと来たアンナは数珠を霧雨に向ける。
彼女の顔は瞬く間に真っ青になっていった。

その光景を見ていた風は仕方ない奴だなと思い霧雨を叩いた。

『何だよっ皆して僕の頭叩いて！僕何か悪いことしたかよ！？』

「まず黙ろうか」

『サーセン』

そしてやっとのこと(？)で民宿に上がった２人はアンナと今の方へ向かう。
さっきの件から霧雨にとってアンナは恐怖の対象になったようだ。

先ほどまであんなに騒がしかった彼女は口を一向に開かない。
そんな彼女の表情を見て呆れる風であった。

今に向かうとそこにいたのは…
風の知り合いである葉だった。

「葉、久し振りだな」

「おぉ～風か、久し振りだな～」

「全く、お前は相変わらずだな…」

「そうか？」

風はそう言いながら床に座った。
葉はニヘラッと笑って彼女にそう言う。

「あぁ、特にその笑顔なんて全く変わってないな」

『…コイツ、誰？風の知り合い？』

「あぁ、そうだが…それと霧雨。
それは葉達にあげるものだぞ？何勝手に食べようとしているんだ」

『目の前にあったから』←

霧雨は風の父親から渡された饅頭の箱を開けて食べようとしていた。
…霧雨は霊なので食べられないが。

風は静かに霧雨の頭に向かってもう１度頭を叩いた。