【ｼｬｰﾏﾝｷﾝｸﾞ】少女の誓いは刀と共に (ページ25)

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２２話２回戦の知らせページ25

その時、風とローザのオラクルベルが反応した。
おそらく、Ｓ.Ｆ予選の知らせだろう。

まず、オラクルベルで相手を確認。
すると、次は互いの顔を見合わせてこう言った。

「負けるなよ」
「負けないでくださいね」

綺麗に２人の声が重なった。

１回勝った風はまだしも、
風との戦いで負けてしまったローザにあとはない。
当の本人であるローザはよほど気にしていないようだが。

そして風は再びオラクルベルの液晶画面を確認。
そこに表示されていた名前は―――――――――――

リゼルグ・ダイゼル。

『また外人か？』

「そうらしいな」

ひょっこりと現れた霧雨はそう言った。
『それにしても外人多くねぇか？』と霧雨そう続けて言った。
それを聞いた『何を言ってるんだ』と風は失望の溜息を漏らす。

「シャーマンキングを決める戦いなんだぞ？
日本人だけじゃないんだからな。現にローザがいるだろ」

『なるほどーそーなのかー』

霧雨は適当に相槌を打っていた。
一瞬風は『コイツちゃんと話聞いていたのか？』と思ってしまった。
その光景を見ていたローザは少し楽しげに笑った。
それを見ていた彼女の持ち霊、ミッシェルは少し驚く。

『…姉さん、怖くないの？…アイツ、ハオの仲間かも知れないんだよ？』

「大丈夫ですよミッシェル。私は、葉さんが悪い人には見えません。
だって彼がハオと同じようだったら私を救ってくれなかったはずですから」

『…よかった』

そう言ってミッシェルは静かにほほ笑んだ。