【遊戯王オンリー短編集】ぱれっと (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,704 hit

存在意義〈5D's〉ページ2

*･｡*･｡*･｡

お題は診断メーカー様からお借りしました。

お相手は遊戯王5D'sのキング、ジャックさん。

※短編集から持ってきました。

*･｡*･｡*･｡

『ねぇ、キング！今日もキングのエンターテイメント、見せてよ』

「フン、誰にものを言っているんだ。俺はキングだぞ」

そう言っていつもキングは私にエンターテイメントという名のデュエルを見せてくれる。
彼のデュエルを見ているうちに自然に惹かれていった。
私もいつか、あんな風なデュエルをしたいって思った。

それなのに。

彼はついにキングの座を奪われた。
でも、私はそれでも彼をキングと呼ぶのを止めなかった。

ある日、こんなことを言われた。

「何故貴様はまだ俺をキングと呼ぶ？」

だって。
だからすぐ答えられたよ。

『そんなの、キングが私の存在意義だからに決まってる。私の中のキングは、君だけだよ』

「全く。貴様と言う奴は」

最初キングは呆れかえったように私を見ていた。

『後悔なんてしないよ。これからも君のデュエル、私に見せてよ』

でも、その言葉を聞いた途端キングの表情は変わった。

「当然だ」

『…理由はもちろん？』

「――――――――――――キングだからだ」

私のキングの座には、ずっと君が居座ってるよ。
―――――――――――――――――これからも、ね。

存在意義
『キングだからってカップラ大量に買ったりしないでね』
「…」
『…大丈夫だよ、キングの分まで私が働くから…多分』