五十嵐ちゃん：いちわ。 ページ1
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？？「A、帰ろ」
「……英だぁ。うん、帰る〜」
放課後。
たまたま部活が無く、彼氏である英と一緒に帰る。
一年の時にクラスが同じで、席替えで席が隣になって仲良くなった。
一年の後半頃に付き合うことになった。
告白は私から。
それから英の笑ってる姿をよく見るようになってたんだけど……。
？？「……A？」
「あっ、飛雄ちゃんだ〜」
影山飛雄。
昔から仲の良い……所謂、幼馴染ってやつ。
それがどうにも、英は気に食わないらしくて。
国見「何か用？」
そう、冷たく返す。
バレー部の中の今の二年生が仲悪いっていうのは知ってる。
ただ、全員が全員仲悪い訳じゃなく、飛雄ちゃんを嫌ってるみたい。
私はどっちも仲良いから、仲良くしてほしいんだけどな〜……。
影山「いや、別に……」
国見「そう。じゃあ帰るから」
行こ、A。
そう言いながら私の手を引っ張る英の顔は、ちょっと苦しそうで。
やっぱり、仲良くしたい気持ちはあるんだろうな〜、と考える。
でも、英もあれだけど飛雄ちゃんもやり過ぎな気はするよね……。
いくら勝ちたいからってスパイカーを置いてくようなトスはダメ。
スパイカーに打たせるのがセッターの仕事なんだから。
かといって、だんだん打たなくなってくるスパイカーもどうかと思う。
打たせるのがセッターの仕事なら、それを打つのがスパイカーの仕事だし……。
あー、何て言ったらいいのか分からないっ！
とりあえず、どっちもどっちだから早く仲直りしろってこと！
……でもな〜。
飛雄ちゃんのトス、打ちやすいんだけどな〜。
飛雄ちゃんって打ちやすいところに持ってきてくれるし〜。
いや、でもたまに私が合わせる時があるけど……。
んー、まぁつまり、飛雄ちゃんも完璧じゃないんだからちゃんとスパイカー見ろってことだねっ！
私はどっちも大好きだもん。
なんてことを考えてると、ポケットに入れてるスマホが震える。
「ちょ、ちょっと待ってっ」
英に立ち止まって手を離してもらい、メールを確認する。
差出人を見た瞬間、急いでメールを開く。
国見「え、何？どうかした？」
何も説明しないで一人で焦る私を見て、英は心配そうに顔を覗き込んでくる。
そんな英を見て、思わず笑みが零れる。
「あのねっ！」
意図せずとも声が弾む。
不思議そうに見てくる英に、私は口を開く。
大丈夫、嬉しいお知らせだった。
「ユースからの、お誘いっ！」
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霧雨-きりさめ-(プロフ) - キラリさん» 僕も好きですありがとうございます！！← 更新ペースとってものろまですけど応援されたので頑張ります(真顔)← コメントありがとうございました！ (2019年3月28日 21時) (
レス) id: 8bd0fccc40 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - 好きです！笑。頑張って下さい！応援してます！ (2019年3月28日 1時) (レス) id: 203d4207d9 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨-きりさめ-(プロフ) - まっちゃオレさん» ああああぁ……！神じゃないですけどありがとうございます！！更新ペースは遅いですけど頑張ります……！ (2019年2月1日 22時) (レス) id: 8bd0fccc40 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃオレ(プロフ) - 文才神!!更新頑張って下さい！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 0ccaee81a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雨さん | 作成日時：2019年1月8日 1時
