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透明25 ページ26

昨日の夜は随分とレイに怒られた
玄関を開けたら今までに無いくらい
にゃーにゃー鳴いていた
相当お腹が空いていたらしい
今朝まで機嫌を直さなかった

空を見ると少し曇り空
そこで傘を忘れたことを思い出す
でも家から随分と離れてしまい
戻る気にもなれなかった

そんな事を考えながら学校に着く
相変わらず嫌な目線を向けられる
同じクラスの奴らは
目を逸らしているけど

教室に着くと
昨日の昼の出来事からだろうか
気味悪がる目、興味を持つ目が
煩わしかった

そんな中、僕が席に着くと
待ってましたと言わんばかりに
コネシマが振り返って僕を見た

kn「透!昨日はまた倒れたって聞いたんやけど大丈夫やったか!?」

『別に』

わかりやすい顔だ
放課後に保健室に来てたのお前だろ
少し睨んでやったけど
変わらずニカニカしている
…やっぱり鬱陶しい

そこへ第2の鬱陶しい奴が来た

zm「お、透やん。はよ」

それを無言で通し、開いた本を見やる

zm「聞いたで?倒れたんやろ?大丈夫だったん?」

kn「昨日保健室で寝てから帰ったんや。ペ神が見てくれたんやし大丈夫やろ?」

僕の代わりというように
コネシマがそう返した
やっぱりお前居たな
わかりやすく溜息をつく

rbr「…おはよう」

zm「お、ロボロ。はよ」

rbr「おん…透くん、大丈夫やった?」

少し申し訳なさそうな顔をした
ロボロがやって来た
無視してやれば、少しモゴモゴして口を開いた

rbr「その、今朝な?トントンと歩いてきたんやけど…分かるかな、透くんを捕まえた奴…」

本のページを捲ろうとした手が止まる

rbr「凄く申し訳なさそうにしててん…謝りたい言うてんのや。後で、会ってやってくれへん?」

『嫌だ』

その男のせいで気絶したし
何より謝られても、その後から絡まれるのも
見え透いた未来だ

rbr「そか…」

残念そうな顔をして
ロボロは席に戻って行った
分かっていただろうに
何でそんな面倒臭いことを態々するのか

その後、授業が始まり
何事もなく昼まで過ぎていった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

昼休み
昨日は色々とゴタゴタして
ゆっくり食べられなかった為
授業終わりにさっさと一人、屋上へ向かった

人が来ないところを調べたら
生徒は屋上には滅多に来ないらしかった
貯水槽の側の壁に寄りかかって座り
今朝作ったお弁当を広げた

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志麻セン寄りのcrew - いえいえお役にたてたなら良かったです!! (2019年6月13日 7時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 志麻セン寄りのcrewさん» はっ!間違ってました!教えていただき、ありがとうございます!!う (2019年6月13日 7時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 透明0男は僕にいつも処理させられたなんですけど僕は男にいつも処理させられたじゃないですか? (2019年6月13日 7時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他2人 | 作成日時:2019年6月3日 3時

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