・ ページ30
『……取り敢えず、帰ったら適合率を測ってみようか。ボクのスマホ貸してあげるから、アプリでやってみよ？70 %あれば、もっと訓練したら……ボクと同じことが出来るかもしれないよ』
シオリとしては、上の兄弟達としては、今のところまだ小学生にもなっていない末の妹を危険な目に遭わせたくはないが、本人の意思を無視したくないのもある。だから敢えて止めない。本人がやりたいことは犯罪以外はやらせる、それが両親の子供達に宛てたメッセージであり、浦佐家の家訓である。
『……あぁ、そういえばミハル』
何かを思い出した様に、シオリはミハルに話しかける。
「ん？」
『帰り際に出水指令長に話しかけられてたよね。確か……"E4の整備を秘密裏に浦佐さん御夫婦から任せられていたのはキントキさんかい？"、だっけ』
雰囲気だけの出水の声真似をした姉に、あははとミハルは笑う。
「うん、そうだよ。小田原 キントキさん、カイジ兄さんも知ってる……その手の界隈じゃとても有名な人だよ。そんな人に整備を五年も経った今でも任せていたんだから……ホント、父さんと母さんは凄いよね」
「大きな車体だからかなり大変そうだけど」ミハルは少し遠い目をしながら一言呟いた。それを聞いて確かにと小さく頷くシオリだった。
＿＿＿＿＿
この先、ちょっとした話をまた含みながら戦闘シーンに入りますよ………ぼくとしては書くのが楽しかったので必見(？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっきー(プロフ) - とまさんさん» 感想ありがとうございます！文字書きが好きであっても、文系が苦手であるが故に文書にあまり自信がなかったのでとても励みになります…！ (2019年9月6日 15時) (
レス) id: 4e3b74874d (このIDを非表示/違反報告)
とまさん(プロフ) - 文書や設定などがしっかりしており、そちらの面でも非常に勉強になりましたと共に読み応えのある文書だと感じました。まだ全てを読み終えていませんので、また読み終えたら詳しい感想を書かせて頂けたら幸いです。 (2019年9月6日 12時) (レス) id: 5e6944cfc9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - かなとさん» あっ………続編移行したところでオリジナルフラグは新しく付いてしまうんですね……報告ありがとうございます！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 4e3b74874d (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月19日 21時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっきー | 作成日時：2019年8月19日 21時
