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「俺は、機械の事が元々好きで、両親が亡くなった時には既に兵庫の高専で機械について学んでいましたけど。……俺には、父の得意分野だった機械の事を学び、研究所のエンジニアの人達と共にシンカリオンの整備をして欲しい」
次にシオリが、
『……ボクは、時が来るまで更に適合率を高めて、そして時が来たらE4に乗って未知の敵と戦って欲しい』
三人目はシオンが、マフユに宛てられていたメッセージも含めて、
「俺はカイ兄同様、といっても分野は電子工作・情報……母の得意分野を学べと。元々その分野は好きなので苦でもなかったんですがね。でももっと詳しく学ぶのはこれからで。……まぁ、書かれていた内容は分野が違うだけでカイ兄と殆ど同じです。
マフユはまだ幼いので全員宛てのメッセージと変わらなかったのですがもう一つ。もし適合率が高ければシオリ姉ちゃんと同じ事をして欲しいと」
最後にミハルが、
「……そして俺は、渡したシステムデータを用いて、自らが使うシステムを研究所の最新のものと同じにしつつ、……研究所の様子は逐一確認しとけ、と。これはプログラマーであった母からのメッセージでもありました。
……俺が日本に帰って来てから初めての巨大怪物体出現、丁度近くに居たのもあり、それを使って俺がE4を地下格納庫から上野駅まで移動させました」
「……それは、」
息を呑む出水の問いに、小さく頷き答える。
「はい、……言い換えればシステムへの不正介入です」
「……矢張り、関わっていたんですね」
ヒビキからのこの一言に、また小さく頷く。
空港からの帰り、電車の中でシオリに言われた「これはハッキングじゃないのか」という問い。それに「半分そうで半分そうじゃない」とミハルは笑って返したが、例え自分の意志であっても、親の意志であっても、この行為が到底許されるものではないと分かっていた。
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ゆっきー(プロフ) - とまさんさん» 感想ありがとうございます！文字書きが好きであっても、文系が苦手であるが故に文書にあまり自信がなかったのでとても励みになります…！ (2019年9月6日 15時) (
レス) id: 4e3b74874d (このIDを非表示/違反報告)
とまさん(プロフ) - 文書や設定などがしっかりしており、そちらの面でも非常に勉強になりましたと共に読み応えのある文書だと感じました。まだ全てを読み終えていませんので、また読み終えたら詳しい感想を書かせて頂けたら幸いです。 (2019年9月6日 12時) (レス) id: 5e6944cfc9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - かなとさん» あっ………続編移行したところでオリジナルフラグは新しく付いてしまうんですね……報告ありがとうございます！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 4e3b74874d (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月19日 21時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作成日時：2019年8月19日 21時
