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103号室:至の部屋 ページ47

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至さんが家庭教師として私に勉強を教えてくれるようになってから、もうすぐで3ヶ月。







「至さあああん」

「…………………」


相変わらず至さんはゲームばっかり。




付き合ってるのにさ!

ふーん、いいし!

さっさと課題終わらせよ!



至さんと反対側の机に座って、教科書を広げる。





「えっと…今日は英語か…「A」

「うっおぉ!びっくりしたぁ」



耳元にいきなり至さんの声がして、
私はビクッと肩をあがってしまった。



「反応が面白くてついww」



アハハッ、ってずっと笑ってるし。


やっぱり至さんのツボは謎。


「声に出てるよ」

「えっ、またか」

「ははっ、まぁ俺も不思議だよ」


と言って、なぜか間を開けて私を見た。


「なんで俺の好きな子はこの子なんだろうって」

「なっ!知らないですよ!こっちが逆に聞きたいです!こんなゴリラが好きだなんて至さんの趣味を疑いますよ!」

「失礼だな笑」




至さんは困ったように笑うと、
後ろから抱きしめてきた。




「い、至さん!?」

「こーやっていきなり何かすると顔がすぐ赤くなるところとか」

「ふーっ」

「ひゃあっ」

「耳が弱い所とか」

「少し馬鹿な所も全部可愛いって思うんだけど…俺だけ?」

「し、知りませんっ/////」




全くこの人は!

付き合ってからもっと甘いし!

極甘度が増してるよ!!




恥ずかしくなって、
至さんの腕から抜け出そうと脱出を試みる。




でも、




「まだダメ。もう少しこうしていたい」




後ろからギューッて抱きしめられて、
もうぬいぐるみ状態。




テディベアか何かかな私。




「なに、テディベアって笑」



あ、また声に出てた。





「テディベア相手にこんなことしないよ」





そう言って至さんは





チュッ




と私に優しくキスをしてくれた。









「家庭教師だから、
Aにはもっといいこと教えてあげる」



「て、手加減してください…/////」



「無理。Aが好きすぎてそんな余裕ないかも」









そう言ってあなたが笑う。







私の大好きな、いたずらっ子みたいな笑顔に

___少しだけ優しさを溶かして。









FIN___☆

あとがき→←103号室:至の部屋



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ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 夜桜霙さん» コメントありがとうございます!!更新の励みになりました!がんばります…! (2017年9月6日 19時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜霙(プロフ) - あ、やばい、至さんかっこよすぎて昇天しそう…更新頑張って下さい!! (2017年9月4日 18時) (レス) id: a43026bb5f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 和風和菓子姫さん» コメントありがとうございます!たるち可愛くさせるのが好きで…笑← 更新の励みになりました! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
和風和菓子姫 - え、ちょ、たるちが可愛いすぎるぁぁぁぁぁ!! (2017年9月1日 1時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もなみ | 作成日時:2017年8月26日 17時

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